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野球 - nikkansports.com

2008-08-20

第90回全国高等学校野球大会 予想募集結果報告

▼いつになく盛り上がった夏の甲子園

 今年の夏の甲子園は大阪桐蔭の圧倒的なスコアを見せつけられる形で幕を閉じました。
 昨年の中田翔選手(日本ハム)、由規投手(ヤクルト)のような「大物」有望選手が不在と言われた今大会ですが、各々の試合はその多くで白熱した内容となり、振り返ってみれば大変盛り上がった大会だったと思います。みなさんはどのようにご覧になりましたでしょうか?

▼優勝的中者はなんとゼロ

 さて、ここで大会前に募集しました甲子園優勝予想の結果を発表いたします。
 以下の結果表をご覧下さい。

 な、な、なんと!
 優勝をズバリ的中した方は誰もいませんでした!
 今となってはある意味意外ですが、それだけ大会中にめざましい成長を見せたということでしょう。
 いやー、やはり予想を当てるというのは難しいですね。

  

順位 名前 年代 性別 生息地 出身地 優勝
予想
決勝
進出
予想
8強
予想

  予想内容
(◎優勝、○準優勝、▲以下8強予想)

 1 dirtytaka 男性 30代 東京 和歌山 ×   1   7 ◎常葉学園菊川、○智辯和歌山、▲市岐阜商、報徳学園、浦添商、慶應義塾、大阪桐蔭、横浜
 2 ヤッチ 男性 30代 東京都 静岡県 ×   1   3 ◎木更津総合、○大阪桐蔭、▲鳴門工、新潟県央工、慶應義塾、香川西、常葉学園菊川、仙台育英
 3 もん ×   1   2 ◎済美、○大阪桐蔭、▲市岐阜商、福知山成美、報徳学園、飯塚、青森山田、仙台育英
 4 スマリア 男性 30代 愛知 愛知 × ×   4 ◎智辯和歌山、○清峰、▲聖光学院、常葉学園菊川、近江、常総学院、青森山田、横浜
 4 八甲田 男性 10代 東京都 宮城県 × ×   4 ◎報徳学園、○済美、▲聖光学院、佐賀商、千葉経大付、慶應義塾、東邦、横浜
 4 りょう 男性 10代 京都 京都 × ×   4 ◎横浜、○報徳学園、▲市岐阜商、福知山成美、智辯和歌山、千葉経大付、開星、大阪桐蔭
 4 champ1985 男性 20代 千葉県 兵庫県 × ×   4 ◎木更津総合、○慶應義塾、▲加古川北、常葉学園菊川、千葉経大付、横浜、清峰、報徳学園
 4 フォスター 男性 10代 神奈川県 神奈川県 × ×   4 ◎慶應義塾、○横浜、▲聖光学院、常葉学園菊川、木更津総合、宮崎商、千葉経大付、東邦
 4 キビタキビオ 男性 30代 東京都 東京都 × ×   4 ◎浦添商、○報徳学園、▲市岐阜商、常葉学園菊川、青森山田、木更津総合、横浜、清峰
10 アマ小僧 男性 10代 京都府 京都府 × ×   3 ◎福知山成美、○木更津総合、▲聖光学院、宮崎商、飯塚、慶應義塾、大阪桐蔭、広陵
11 タブチ 男性 20代 茨城県 福井県 × ×   2 ◎福井商、○報徳学園、▲市岐阜商、福知山成美、智辯和歌山、鳴門工、青森山田、東邦
12 ハム村 男性 20代 大阪府 大阪府 × × × ◎市岐阜商、○大府、▲佐賀商、済美、日大鶴ヶ丘、鳴門工、北海、福井商
※同一順位の並びは順不同です。

  

▼最高殊勲賞はdirtytakaさん

 そして、次の決勝進出校(2校)の予想についても残念ながらパーフェクト的中はゼロでした。それでも3人の方が1校だけ的中させました。
 dirtytakaさん、ヤッチさん、もんさん、おめでとうとございます!

 このうち、dirtytakaさんはベスト8予想において、なんと8校中7校を的中させました。これは本当にすごいです!
 今回の最高殊勲賞として称えたいと思います!

 dirtytakaさん、改めておめでとうとございます!

 そして、参加した12名の方、プレゼントなしという中で応募頂きまして本当にありがとうございました。
 当ブログでは高校野球に限らず、機会を見つけて読者参加型の記事を掲載していきます。
 今回応募することが出来なかった方も、次の機会にはぜひご参加ください。

 ひょっとしたら明日の記事に突如出現! なんてこともあるかも!?(いや、さすがにそれはないかな…)

 それでは、その時までごきげんよう!

         

(編集部・高校野球担当)

2008-08-05

甲子園優勝校予想大募集 第1次結果報告

▼優勝校予想は分散

 7月29日の記事で募集致しました全国高等学校野球選手権大会の優勝校予想。短い日数での募集でしたが、サンプル作成に協力頂いた「炎のストップウオッチャー」ことキビタキビオ氏を含め、全部で12人の予想がコメント欄に集まりました。
 しかも、全員が全カテゴリーにエントリーという「マニア」ぶり(笑)!
 ご応募頂いた方々には、深く御礼申し上げます。

 さて、まずはその集計結果を以下にまとめましたのでご覧下さい。

■第90回全国高等学校野球選手権大会 優勝予想集計結果
名前 優勝 準優勝以上 ベスト8以上
木更津総合  2  3  5
報徳学園  1  4  7
横浜  1  2  7
慶應義塾  1  2  6
智辯和歌山  1  2  4
済美  1  2  3
市岐阜商  1  1  6
常葉学園菊川  1  1  6
福知山成美  1  1  4
浦添商  1  1  2
福井商  1  1  2
大阪桐蔭  0  2  5
清峰  0  1  3
大府  0  1  1
聖光学院  0  0  4
青森山田  0  0  4
千葉経大付  0  0  4
東邦  0  0  3
鳴門工  0  0  3
宮崎商  0  0  2
佐賀商  0  0  2
仙台育英  0  0  2
飯塚  0  0  2
開星  0  0  1
加古川北  0  0  1
近江  0  0  1
広陵  0  0  1
香川西  0  0  1
常総学院  0  0  1
新潟県央工  0  0  1
日大鶴ヶ丘  0  0  1
北海  0  0  1
※グレーはすでに敗退したチーム 

 優勝校の予想結果は千葉・木更津総合だけが2名集まりましたが、それ以外は重なることなく1ずつ。絶対的な優勝候補不在ということを示す結果となりました。また、ベスト8以上の予想では報徳学園、横浜といった名門校に人気が集まっております。

 果たして、今後どうなっていくでしょうか。
 大会の進行に合わせて、また中間報告いたしますので、楽しみにお待ち下さい。

■「甲子園優勝校予想大募集!」(7月29日)の記事
http://kozo.boxerblog.com/kozo/2008/07/post-246e.html

(編集部・高校野球担当)

2008-07-29

甲子園優勝校予想大募集!

▼ブログ読者の予想校を募集します

 今年も夏の全国高等学校野球選手権大会の季節がやって来ました。
 実は昨年、甲子園に出場する代表校の予想を行ったのですが、今年は昨年を遙かに凌駕する忙しさのせいか、はたまた地球温暖化で年々気温が上昇する夏の暑さのせいか、すっかり忘れてしまっていました。スイマセン。

 そこで、遅まきながらも、今年は本大会で優勝予想を行いたいと思います。
 北は北海道から南は沖縄まで。今大会は記念大会ということで、全55代表の中からあなたが推奨するチームをコメント欄に書き込んで下さい。書き込みについては、すぐには公開されませんが、内容を確認後、1日に1~2回のペースで公開していきます。
 締め切りは、大会初日の8月2日(土)に日付が変わるまで。つまり、1日(金)の夜12時までとします。あまり時間がないですが、ぜひ、チャレンジしてください。

 募集するカテゴリーは以下の3つです。

1 優勝校ズバリ予想 …優勝予想校1校を書き込んで下さい。
2 決勝進出校予想 …決勝まで進出すると予想する2校を書き込んで下さい。
3 ベスト8進出予想 …準々決勝まで進出すると予想する8校を書き込んで下さい。

 どれかひとつを選んで参加頂くのはもちろん、2部門、あるいは全部門参加でもOKです!
 フォーマットを以下に示しておきますので、それにしたがってどんどん書き込んで下さい。

 最終的に全日程が終了した段階で、見事正解された方を当ブログにて発表させて頂きます。特に全部門にエントリーしてその全てを的中させた方には、その栄誉を“すごく”称えたいと思います(昨年同様、特にプレゼントはありません。あくまで、予想を楽しんでください)。

 また、状況に応じて途中経過も出す予定ですので、そちらもご注目ください。

 みなさまの書き込みをお待ちしております。

               

<書き込みのフォーマット>
■名前(ハンドルネームで結構です)/性別(男性・女性)/年代(10代・20代…)/お住まいの都道府県/ご出身の都道府県

1 優勝予想校名(1校)
2 決勝進出校予想(2校)
3 ベスト8進出予想(8校)

(1部門、または2部門のみのエントリーの場合はご希望の部門だけで結構です)

また、ご希望の方はひとことコメントを100文字以内でご記入下さい

高校名は多少省略されていも認めますが、基本的にはできるだけ正式名称に近いものでお願いします。ただし、●●●“高校”は必要ありません。また、商業、工業については“商”、“工”などで結構です。
(例)横浜高校→横浜、大阪桐蔭高校→大阪桐蔭、市立岐阜商業高校→市岐阜商

<書き込み例>※ちなみにこれは『野球小僧』にて「炎のストップウオッチャー」を連載中のキビタキビオ氏の実際の予想です

■キビタキビオ/男性/30代/東京都/東京都
1 浦添商
2 浦添商、報徳学園
3 浦添商、報徳学園、市岐阜商、常葉学園菊川、青森山田、木更津総合、横浜、清峰

センバツ優勝校・沖縄尚学に勝利した浦添商に期待です! エース伊波翔悟投手はキレのある速球にピンチでも使える変化球が多彩で度胸も◎。ショート上地俊樹選手の華麗な守備も注目。初戦の難敵、飯塚を突破すれば…

<ご注意>
・投稿頂いたコメント内容が、今回指定のフォーマットと著しく異なる形式だったり、主旨と異なる書き込みの場合は公開を見送る可能性がありますのでご了承ください。
・コメントの公開には多少時間がかかる場合もあります。すぐに表示されない場合でも、何度も連続して投稿なさらないようご注意ください。

        

(編集部・高校野球担当)

2008-06-17

6月20日に『高校野球小僧』第3弾が発売

ついに登場! 『高校野球小僧』第3弾

 14日に沖縄で地方大会が開幕し、いよいよ夏の高校野球の火ぶたが切って落とされました。
 高校野球の季節となれば『野球小僧』にとっては、昨年の今頃初刊行した『高校野球小僧』の季節でもあります。
 センバツ前に刊行した第2弾も大好評。今回はなんのためらいもなく第3弾の発売が決定致しました。
 そして、いよいよ今週の金曜日! 6月20日には本屋さんにその姿が並びます。

 以下に目次をご紹介しておきます。発売までの数日間、高校球児の汗の代りに、どうかよだれをダラダラ落としながらお待ち下さい。

※『野球小僧』は全国有名書店で取り扱っています。もしない場合は、書店で注文するか、白夜書房のHP(http://www.byakuya-shobo.co.jp/)で購入できます

        

0806kokokozo高校野球小僧(野球小僧 8月号増刊)

        

【地区別】ドラフト候補選手名鑑《131名》
 ~門外不出! 注目選手の球種レベル&5ツールを大公開!

         

全国55地区別有望選手【完全保存版】 夏の高校野球の歩き方2008
地方大会で要チェックの逸材800名以上を掲載!

北北海道/南北海道/青森/岩手/秋田/山形/宮城/福島
茨城/栃木/群馬/北埼玉/南埼玉/東千葉/西千葉/東東京
西東京/北神奈川/南神奈川/山梨
長野/新潟/富山/石川/福井/静岡
東愛知/西愛知/岐阜/三重
滋賀/京都/北大阪/南大阪/東兵庫/西兵庫/奈良/和歌山  
岡山/広島/鳥取/島根/山口/
香川/徳島/愛媛/高知
福岡/佐賀/長崎/熊本/大分/宮崎/鹿児島/沖縄

        

流しのブルペンキャッチャーが見た 春の高校野球
 この春、流しの心を揺さぶった選手たち  安倍昌彦

『高校野球小僧』が独断で選定 夏の甲子園 出場悲願校マップ2008
 ~今年こそ成就してほしい甲子園未出場校

記念大会には好素材が集まる! 松坂世代 伝説の甲子園対決
 10年前の名勝負をプレーバック!

逸材の宝庫・神奈川だからできた夢の企画! 神奈川オールスター架空実況中継
 総勢10名の豪華解説陣が有望株を語り尽くす!  久保弘毅

高校野球観戦のプロフェッショナル!? 予選決勝を巡礼する男
 全国49地区踏破を目指す、ある会社員の旅

甲子園在住ライター ハリケンの 甲子園界隈 グルメマップ
 観戦後の空腹を満たすお店一挙30店紹介!

高校野球はスタンドにも見どころ満載! アルプスのブラバン大研究
 名門・帝京高校吹奏楽部の応援ノウハウ

       

編集部選出 伝説の“大番狂わせ”徹底分析
 ~大本命を狂わせた奇跡の内側をえぐります!

【甲子園の大番狂わせ①】1983年甲子園準決勝――PL学園×池田①
 甲子園の申し子独占インタビュー  桑田真澄
  今だから振り返ることができる、池田戦と高校3年間

【甲子園の大番狂わせ①】1983年甲子園準決勝――PL学園×池田②
 “阿波の金太郎”参上!  水野雄仁
  番狂わせを起こし、起こされた夏の甲子園

【甲子園の大番狂わせ②】1988年甲子園――浦和市立
 普通の野球部が起こした「さわやか旋風」
  昭和最後の甲子園に起きた番狂わせの連続!

【甲子園の大番狂わせ③】2007年甲子園準々決勝――佐賀北×帝京
 「がばい旋風」に揺れた死闘
  百崎敏克(佐賀北監督)、井手和馬(亜細亜大)、前田三夫(帝京監督)、中村晃(ソフトバンク)

【地方大会の大番狂わせ①】2007年大阪府大会決勝――金光大阪×大阪桐蔭
 大阪桐蔭へ4度目の挑戦
  中田翔の甲子園行きを阻止した金光大阪の夏

【地方大会の大番狂わせ②】2003年神奈川県大会決勝――横浜商大高×横浜
 打倒・横浜 勝利へのヒットエンドラン
  成瀬善久、涌井秀章擁するセンバツ準V校を撃破

【地方大会の大番狂わせ③】2001年和歌山県大会1回戦――和歌山工×智辯和歌山
 智辯和歌山が1回戦負けした日
  和歌山球史に残る歴史的一戦の裏側

【甲子園の大番狂わせ④】1949年甲子園――湘南
 終戦直後の大番狂わせ
  佐々木信也が回顧する59年前の奇跡の夏

梅田英実女子マネ万歳!
 野球を浴び続ける元マネージャーが 見る・聞く・話す野球 〈第2回〉

         

(『高校野球小僧』編集班)

2008-05-20

高校野球春季関東地区大会レポート(5月17日)

 17日から山梨でスタートした関東大会。開幕日は甲府市の小瀬スポーツ公園野球場で開幕式が行われた後、同球場で3試合、富士吉田市の富士北麓公園野球場で2試合が行われました。
 富士北麓公園野球場のレポートについては前日の「下っ端編集部員・池田の「早く1軍になりたい!」をご覧頂くとして、こちらでは小瀬スポーツ公園野球場の試合をレポートいたします。

      

▼開幕直後の第1試合から熱戦が展開

 小瀬球場の方は開幕式直後の第1試合の市立柏(千葉)対日大三(東京)戦から息もつかせぬ好試合でした。
 日大三の先発投手・関谷亮太選手のスキのない投球に対し、市立柏先発の松村直弥選手は時折制球を乱し、走者を出しながらも要所を締め、試合はゼロ行進のまま9回へ突入。9回表に市立柏が7番・岡田弘樹選手の押し出し四球によって待望の1点が入りましたが、その裏に日大三が1番・田中洋平選手の2点タイムリーが出て劇的なサヨナラ勝ちを収めました。

        

Matsunaga_fujigakuen身長162センチと小柄ながら横浜打線を翻弄した松永和也投手。試合の空気を読める好選手だ

▼第2試合は山梨・富士学苑が健闘し延長戦へ

 続く第2試合の横浜(神奈川)対富士学苑(山梨)との対戦も大熱戦となりました。昨秋の明治神宮大会では準優勝、今春センバツこそ初戦で敗退したものの、関東地区では指折りの強豪である横浜と、かたや山梨県4位で出場してきた富士学苑との対戦であれば、この勝負は横浜の圧勝では? という戦前の雰囲気もあった中、富士学苑は初回に5番・浅川仁路選手の犠飛で早々と1点を先取。その後、加藤雅也選手、倉本晃選手、そして背番号1の松永和也選手と前半から小刻みな継投策で横浜打線を翻弄し、試合は2対2のまま延長戦に突入しました。

 横浜打線は、4回に小川健太選手の犠飛などで2点を挙げたものの、4回途中からマウンドに上がった162センチの小さなエース・松永投手の緩急自在の投球に翻弄され沈黙。「マシン打撃の弊害が出た」と、試合後、横浜の渡辺元智監督が語ったように、左腕から110キロ台中心のストレートと、縦に変化するブレーキの効いた90キロ台のカーブをテンポも良く投げ込み、牽制のタイミングや間のとりかたも上手い松永投手の“巧投”により、横浜は9回までノーヒットに抑えられる屈辱を味わいました。

 一方、横浜先発左腕の土屋健二選手は毎回のように鋭い当たりを打たれ、7回表に富士学苑9番打者の近藤隆介選手に同点本塁打を打たれるなど、ピリッとしないながらも要所を抑え、試合は延長戦に突入。最後は11回裏1死一塁から1番・松本幸一郎選手のサヨナラヒットが出て横浜が辛くも勝利を収めました。

      

▼第3試合は千葉・木更津総合が勝利

Tanaka_kisarazusogo_2左腕からキレのいい速球とスライダーを投げる木更津総合先発の田中優選手。この日は球筋が不安定だったものの、3失点でまとめた

 そして、第3試合は木更津総合(千葉)対宇都宮工(栃木)の対戦。ここでは、千葉県大会決勝戦でノーヒットノーランを達成した左腕エース・田中優選手に注目が集まりました。
 「県大会決勝戦の後、雨が降ったりして練習試合で登板することができず、ぶつけ本番になってしまったため、今日はストライクボールがハッキリしていてあまり良くなかった」とは、試合後の五島卓道監督のコメント。田中投手のこの日のストレートは、いいときで135~136キロ。評判のスライダーは、しっかり指にかかったときにはショートバウンドに近いボールでも空振りをとるシーンが見られましたが、逆ダマが多かったり、明らかなボール球が何球か続くなど、確かに制球に苦労しているように見受けられました。
 しかし、それでもスタメンに右打者が8人並び、思い切りのいいスイングをしてくる宇都宮工打線を相手に、5安打3失点(4四球)。苦しみながらも試合を作れるところを見せました。
 また、打線の方は、大型捕手として注目の4番打者・地引雄貴選手が、先制のタイムリーヒットやレフトフェンス直撃の2点二塁打を含む3安打4打点と大爆発。3番の佐伯隼士選手ら上位打線も軒並み好調で、4対3の1点リードで迎えた4回裏に一挙4得点で5点差にすると、そのまま8対3で逃げ切りました。

      

Nakayoku_utsunomiyakoガッシリした体格の中能佑輔選手。捕手としての動きに鈍さは感じたが、本塁打を放つなど思い切りのいいパワースイングは◎だ

▼将来性豊かな選手多い宇都宮工

 一方の宇都宮工も、木更津総合に敗れはしたものの、先制されてもすぐ追いつき、引き離されてもさらに食らいつく野球を展開、前半の粘りは見事でした。
 しかし、1点差に迫った4回表は、さらに1死三塁という絶好の場面で痛恨のサイン見落とし。スクイズを決められずに同点期を逃しました。
 大森一之監督「あそこで決められなかったのが…」と悔しさを隠せない表情でしたが、「(地区大会という)こういう場で試合をすることが出来たこと自体が収穫ですし、そうしなくてはいけない」と、県外での公式戦で得られた貴重な経験を生かして、来る夏の大会へ気持ちを切り替えていました。
 また、宇都宮工で気付いたのは、中心選手に体格のいい選手が多かったことです。2年生で4番・ファーストの山口仁之選手が178センチ84キロ、5番・キャッチャーの中能佑輔選手が175センチ82キロ、1番・センターの大塚克樹選手が176センチ73キロとという数字なのですが、みなそれ以上に思えるほどガッシリとした体つきでした。
 その点について大森監督改めて伺ったところ、「もちろん、技術も大切ですが、それだけでは強くなれませんので、体作りのことも考えてやっています」とのこと。夏の大会はもちろんのこと、その先の将来性も豊かな宇都宮工の選手達に今後も注目です。

        

■高校野球春季関東地区大会の結果
<17日>
▼小瀬スポーツ公園野球場
 日大三 ○2対1● 市立柏(9回サヨナラ)
 横浜 ○3対2● 富士学苑(延長11回サヨナラ)
 宇都宮工 ●3対8○ 木更津総合

※以下、他球場およびその後の試合結果

Jibiki_kisarazusogo木更津総合の攻守の中心・地引雄貴選手。強打の長身捕手として要注目!

▼富士北麓公園野球場
 桐生第一 ●1対5○ 甲府工
 霞ヶ浦 ○4対3● 浦和学院

<18日>
▼小瀬スポーツ公園野球場
 聖望学園 ●6対7○ 甲府工(延長11回)
 東海大相模 ○8対5● 山梨学院
 霞ヶ浦 ●1対4○ 帝京
 東海大甲府 ●0対2○ 市立川越

▼富士北麓公園野球場
 常総学院 ○6対4● 日大三
 前橋育英 ○5対0● 栃木工
 横浜 ○5対3● 千葉経大附

<19日・準々決勝>
▼小瀬スポーツ公園野球場
 甲府工 ●3対6○ 木更津総合(延長11回)
 東海大相模 ○10対2● 帝京(7回コールド)

▼富士北麓公園野球場
 市立川越 ●1対6○ 常総学院
 前橋育英 ●1対4○ 横浜

      

(編集部・田中)

2008-05-16

17日から春季関東地区高等学校野球大会が開幕

 九州大会を皮切りに始まった春季高校野球地区大会。ゴールデンウィークに行われた四国を経て、いよいよ明日17日から21日にかけては山梨で関東大会が開催されます。

▼注目選手は誰だ?

Ohta関東を代表する大型内野手、大田泰示選手(東海大相模)。甲子園には出場したことがないが、注目選手としてマークしている高校野球好きも多い

 春の関東は茨城、千葉、栃木、群馬、東京、神奈川、埼玉、山梨の8都県から20校が参加。東京都大会の上位校も参加するのが秋とはまた異なる点です。センバツで上位に進出した聖望学園や千葉経大付も出場しますので、かなり見どころのある大会になりそうです。
 ただし、『野球小僧』的な観戦となると、地区大会の魅力はむしろセンバツに出場しなかったチームや選手が他県のチーム相手にどういうプレーをするかでしょう。

 東海大相模の大田泰示選手もそういった選手のひとり。188センチ87キロという恵まれた体格から独特の低く鋭い打球を放ち、守備や走塁でも常にガッツむき出しのプレースタイルが魅力ですが、まだ全国の舞台に立ったことがありません。
 サードのレギュラーとしてすでに活躍していた昨年夏の神奈川県大会は、好投手・菅野智之選手(東海大へ進学し、早くもリーグ戦で登板)をエースに擁し、準決勝でライバルの横浜に勝利していながら決勝で惜敗。新チームとなった昨年の秋季大会も県大会準々決勝で横浜に敗れ、センバツの夢は消え去りました。
 最後の夏に向け、現在は4番・ショートでチーム牽引している大田選手の状態をチェックするにはまたとないチャンス。県外での公式試合でどれだけの力を発揮できるか、要注目です。東海大相模が登場するのは、大会2日目となる18日の第2試合。小瀬スポーツ公園野球場にて、山梨学院大付と対戦します。
 また、この日は第1試合に聖望学園が登場、第3試合以後も帝京や東海大甲府といった有望選手ひしめくチームが続々出てきます。
 日曜日ということで球場にはかなりの数の高校野球ファンが観戦に来そうな予感がします。いい場所で観戦したい方は、いつもより少し早めに家を出た方がいいかもしれません。

         

■神奈川県高野連のサイト
http://www21.ocn.ne.jp/~khbf/index.html

         

▼その他の地区大会結果とスケジュール(開催初日順)

●九州地区大会(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄から18校)
 4月19~24日 長崎・長崎ビッグNスタジアムほか

Mishima九州大会を制した福岡工の右腕、三島一輝選手。肩の可動範囲が大変広いフォームから投げる快速球が印象的

 優勝:福岡工 準優勝:浦添商

●四国地区大会(香川、福島、愛媛、高知から8校)
 5月3~5日 香川・サーパススタジアムほか

 優勝:明徳義塾 準優勝:今治西 

●関東地区大会(栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨から20校)
 5月17~21日 山梨・小瀬スポーツ公園野球場ほか

●東海地区大会(静岡、岐阜、愛知、三重から8校)
 5月23~25日 静岡・草薙球場ほか

●近畿地区大会(滋賀、京都、奈良、大阪、和歌山、兵庫から8校)
 5月24、25、31日、6月1日 京都・西京極球場

●北海道大会(16校の予定)
 5月28日~6月3日(予定) 札幌市・円山球場ほか

●中国地区大会(岡山、鳥取、広島、島根、山口から8校)
 6月7~9日 山口・宇部市野球場

●北信越地区大会(新潟、長野、富山、石川、福井から12校)
 6月7~10日 石川・石川県立球場ほか

●東北地区大会(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島から18校)
 6月12~16日 山形・山形蔵王タカミヤホテルズスタジアムほか

       

■予定等の再確認は財団法人日本高等学校野球連盟の公式サイトへ
http://www.jhbf.or.jp/

            

(編集部・高校野球担当)

2008-05-09

『高校野球小僧』が6月20日に発売決定!

▼今年の夏ももちろん出ます!

 昨年の夏に初めて登場、大好評により1月にも発刊された『高校野球小僧』がこの夏も登場致します。
 第3弾となる『高校野球小僧』。もちろん、ターゲットは「夏」です。
 特に今度の夏の選手権は、第90回目ということで記念大会として例年より多い55地区に分かれて予選が行われます。
 『高校野球小僧』では、当然のごとくこの55地区をカバーしたコンテンツを用意致します。

 また、その他にも好評だった甲子園、あるいは地方大会での「伝説の名勝負」についても、現在取材進行中。独自視点による徹底分析で、ひと味もふた味も違う“試合のアヤ”を誌面上で再現します。
 発売までまた1カ月以上ありますが、また機会がありましたら当ブログで進行の状況を紹介しますので、『高校野球小僧』ファンの方は首を長~くしてお待ち下さい。

▼ちなみに、6月号は明日発売です

 7日のブログでも紹介しましたので、ちょっとしつこいかも知れませんが、いよいよ明日、『野球小僧』6月号が発売になります。
 内容については、7日の記事(http://kozo.boxerblog.com/kozo/2008/05/10-a2c4.html)を再度確認頂くとして、明日はぜひ本屋さんに足を運んで1度手にとってご覧下さい。きっと買わずにはいられなくなるはずです! ご期待ください。

         

(編集部・『高校野球小僧』取材班)

2008-05-06

高校野球春季埼玉大会レポート(5月4、5日)

 毎年、ゴールデンウィークは高校、大学、プロなど、多くのカテゴリーの野球が全国のどこかしらで行われているという、まさに「野球天国」的な期間です。本日はその中から春季高校野球埼玉県大会のレポートをお届けします。

           

▼優勝は市立川越

Kawabata長打力のある4番打者として思い切りのいいスイングが印象的な川畑雅裕選手(市立川越)

 埼玉県大会は4日に準決勝、本日5日には決勝が行われました。
 今大会の主役となったのは市立川越です。準決勝で浦和学院を相手に2対1のサヨナラ勝ちを収め、17日から行われる関東大会の出場を確定させると、続く決勝でもセンバツ準優勝の聖望学園に打ち勝ち8対4で見事に優勝を飾りました。
 市立川越は特に上位打線のバットの振りが鋭く、準決勝の浦和学院戦以外は全て5点以上の得点を挙げた勝利ばかり。今大会の勢いを感じさせました。
 その中でも、1番・ショートの穐元秀宜選手はプレーボール直後のツーベースをはじめ、広角に鋭いスイングを披露。4番・ファーストの川畑雅裕選手も思い切りのいい打撃で外野の頭を越すなど、長打力を見せつけました。
 また、3番でセンターを守る遠藤力選手は、ランナ-二塁に聖望学園の俊足トップ打者・江藤諒選手を置いての守備時に、深めのセンターフライをキャッチ後、三塁へダイレクト返球。江藤選手を二塁に釘付けにする強肩ぶりを披露しました。
 関東大会で、県外のチームを相手にどこまでやれるか、期待したいところです。

       

▼センバツ準Vの聖望学園はまたも「銀」

 聖望学園はセンバツで好投したエースの大塚椋司投手が2試合ともマウンドには上がらず、終始4番ファーストで出場。主に試合を組み立てたのは背番号10の石田直人投手と2年生左腕の佐藤勇吾投手の2人でした。
 岡本幹成監督は、準決勝の武蔵越生戦を3対0で勝利後、

「大塚? 本人は最後の1イニングくらいは行くつもりでいたけど、点差が(3点)あったから」

と、状況次第では登板の可能性があったことを示唆したものの、独特のユーモラスを交えながら、

「石田はセンバツで滅多打ちを喰らったショックからまだ完全には立ち上がってない。元々、気持ちで行くタイプやけど、まだこう、本来の向かっていく姿勢が戻ってないよね。大分良くなっては来ているけど、今の時期にできるだけ投げさせて復調させたい。逆に佐藤はセンバツでも無難に抑えたし、順調やね。明日の決勝の先発? もちろん石田。いや、佐藤かもわからんけど(笑)。石田か佐藤のどっちかや!」