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野球 - nikkansports.com

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2008-04-30

【野球写真館】vol.215 甲子園“銀傘ぎんさん”

 07年5月2日のブログ記事(http://kozo.boxerblog.com/kozo/2007/05/vol189_4b7a.html)から突然復活した「野球写真館」。もとは『野球小僧』公式HPhttp://www.byakuya-shobo.co.jp/kozo/)でひっそり更新されていたコーナーです。

 編集部写真担当“撮っとこイノ太郎”が、『野球小僧』のドラフト候補選手名鑑やスカウティングレポート用に撮り歩いた写真を紹介します。

vol.215 甲子園“銀傘ぎんさん”Koshien080327 

 前回、アルプススタンドから外野にかけてはまだ従来の姿・・・とお伝えしましたが、内野中央席を覆う“銀さん”もまだ従来の姿でした。リニューアル後は、アルプス席を除く内野席全体(これを撮った場所あたりまで)を覆うものになるようです。

 新しく、便利できれいになるのはとてもうれしいけど、旧い姿もまたなつかしく・・・なんて気分になったら(なんないか)これをどうぞ

2008年3月27日、阪神甲子園球場にて撮影

※このコーナーは隔週で水曜日近辺に更新いたします。

過去、このブログに掲載された【野球写真館】は→こちら
(右側の「カテゴリー」にもリンクがあります)

vol.188以前は→こちらからご覧ください


Ino●撮っとこイノ太郎(イラスト/横山英史)
 1968(昭和43)年、神奈川県生まれ。山羊座のB型で、最近聞かなくなった動物占いではコアラ。『野球小僧』編集部最古参の編集部員にして写真担当。硬式歴は皆無だが、一応右投両打。10年近く前、いろんな出会いに恵まれて『野球小僧』と関わり、現在に至る。02年末に生まれた可愛くて可愛くてしかたがない長女に加え、2006年には待望の長男も誕生した。2児の父となり、公私混同にますます拍車がかかりそうな、39歳。

2008-04-29

下っ端編集部員・池田の「早く1軍になりたい!」 第52回

 どうも、下っ端編集部員の池田です。
 先日、会社の草野球チームが所属しているリーグが開幕しました。
 緊張の今季初打席はレフト線をズバッと抜くツーベースヒット!
 今年から野球のときにかけるメガネを視力1.0のものに変更したんですが、これが非常によく見える。
 現在、打率は驚異の5割!(2打数1安打ですけど…)
「今年はやれそうだ!」と、ご満悦で家に帰るその途中、そのメガネを落として、壊してしまいました。
 多分、今年はもう打てません…。

■『野球小僧6月号』校了直前!
 5月10日発売の『野球小僧6月号』。
 ゴールデンウイークで印刷所がお休みになってしまう関係で、いつもより早めの進行で、明日29日が校了です。
 つまり、現在、校了前日であります! うひ~。
 校了直前は十分にご飯を食べる時間が取れないため、めんどくさがりの下っ端は「まぁ、メシ喰わなくても死ぬわけじゃなし」とプチ断食状態です。
 おかげでこの1週間で体重が4キロも減りました! 
 メタボに悩む下っ端にとっては、ていのいいダイエットですね。
 
 とにもかくにも、『野球小僧6月号』、あと20数時間で完成です!
 5月10日に書店に並ぶのをお楽しみに。
 今号の表紙はいつにも増して、インパクト大ですよ!

池田勇樹(いけだ・ゆうき)
▼1983年生まれ、東京都出身。編集部員。右投右打。180センチ90キロ。都立国分寺高から法政大を経て、2006年4月白夜書房にテスト入団。同7月『野球小僧』編集部配属。酒と読書と筋トレをこよなく愛す。「人間にとって、最大の侮辱は黙殺すること」とよく聞きますが、そのフレーズにびっくりするほど共感できる毎日を送る。あまりにヒドイその仕打ち。毎日、心が潰されています。

※池田くんの記事に対するコメントを募集しています
ご意見、励まし、質問等々何でも構いません。ぜひ記事下のコメント欄にお書き込みください。本人が誠心誠意を持ってご返答致します。(誹謗、中傷、記事と関係ない広告等については、編集部の判断で承認を見送ることがありますのでご了承ください)。

 

2008-04-28

「黒バラ」にタイツ先生が登場!

▼ご覧になった方、いますか?

 タイツ先生がTVに登場していたのを見た! という方、いらっしゃいますか?
 そうなんです。
 実は去る27日夜、つまり昨夜のことですが、22時30分から日本テレビ系列で放送された「中井正広のブラックバラエティ」という番組で、自然身体構造研究所の「タイツ先生」こと吉澤雅之さんが登場したのです。

 事後報告となってしまったのは、実際にどのような感じで登場するのか(あるいはしないのか?)がよくわからなかったため。
 今回は以前に出演者の中居正広さん(SMAP)がやっていた中畑清さん(元巨人)のモノマネに対し、VTRで登場したタイツ先生が「理屈のないモノマネ」とバッサリ。その場で「女の子が『イヤンイヤン』をするように」と“理屈のある”中畑氏のモノマネを披露しました。

080411tights『野球小僧』の取材でモノマネをする「タイツ先生」こと吉澤雅之氏(自然身体構造研究所)

         

▼次回以降の放送でも、いつか登場するかも!?

 今回は時間にして数分の登場でしたが、聞くところによるとタイツ先生は、今回の放送以外にも引き続き登場する可能性があるんだとか。
 それがいつのことになるのかは編集部でも把握していないのですが、気になる方はぜひ来週以降の放送をチェックしてみて下さい。
 ひょっとしたら突然登場するかも知れませんよ!

       

■中居正広のブラックバラエティ 公式サイト
 →http://www.ntv.co.jp/black/

(編集部・タイツ先生担当)

2008-04-25

第57回 全日本大学野球選手権大会 組み合わせ決まる

▼前年同様、春の公式戦終了前に事前抽選

 毎年、東京で開催される大学野球の全国大会、「全日本大学野球選手権大会(以後大学選手権)」の抽選会が今月21日に行われました。今年は6月10日から6日間。昨年同様、代表校が未定のまま連盟名称で事前に抽選が行われました。

 大学選手権は、各地の大学野球連盟のリーグ戦(九州地区大学野球連盟のみトーナメント方式)を制した代表校が集結、神宮球場や東京ドームを舞台に大学野球日本一を目指します。まさに「大学生版夏の甲子園」です。
 そして、「野球小僧」読者のみなさまに代表されるような、野球を観戦する側にとっても、地方の有望大学生選手をまとめてチェックできる貴重な大会です。各球団のスカウトもこの大会で選手情報のすりあわせをすることが多く、この大会で実績を残した選手が一躍ドラフト候補になることも多々あります。昨年、優勝した早稲田大には、相変わらず人気の「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹投手だけでなく、エースの須田幸太投手や上本博紀内野手、松本啓二朗外野手、細山田武史捕手といった4年生にも注目選手が多数います。今年のリーグ戦はまだ始まったばかりですのでまだ分かりませんが、リーグ優勝してこの大会に出てくれば当然注目度ナンバーワンとなるでしょう。ディフェンディングチャンピオンとして、各校のマークも厳しくなる中どのような戦い方をするのかも気になるところです。

 さて、今年の組み合わせは以下のとおりです。
 平日中心の開催ではありますが、早期抽選の狙いは観戦者の方に今の時期にお知らせすることで少しでも日程調整してもらえたら…という意味もあるそうですので、野球好きの方はぜひ都合をつけて1度足を運んでみてはいかがでしょうか。

           

▼第57回全日本大学野球選手権 組み合わせ

東京六大学野球連盟
神 2日目-1 9:00  
阪神大学野球連盟  
神 1日目-1 11:00    
札幌学生野球連盟  
神 3日目-2 11:30
福岡六大学野球連盟  
神 1日目-2 13:30    
関甲新学生野球連盟      
     
東京新大学野球連盟   神 2日目-2 11:30  
神5日目-1 11:00
九州六大学野球連盟  
神 1日目-3 16:00    
東海地区大学野球連盟      
     
関西六大学野球連盟 神 2日目-3 14:00      
東 1日目-1 12:30        
愛知大学野球連盟      
神 3日目-3 14:00    
京滋大学野球連盟  
東 1日目-2 15:00    
北陸大学野球連盟      
     
首都大学野球連盟   神 2日目-4 16:30  
神6日目-1 13:00 大学日本一
東都大学野球連盟  
     
広島六大学野球連盟 東 3日目-1 9:00    
東 1日目-3 17:30      
北海道学生野球連盟    
神4日目-1 11:00  
四国地区大学野球連盟    
東 2日目-1 9:00      
仙台六大学野球連盟      
     
近畿学生野球連盟 東 3日目-2 11:30  
東 2日目-2 11:30    
千葉県大学野球連盟   神5日目-2 13:30  
 
南東北大学野球連盟  
     
九州地区大学野球連盟 東 3日目-3 14:00    
東 2日目-3 14:00      
神奈川大学野球連盟      
神4日目-2 13:30    
中国地区大学野球連盟
東 2日目-4 16:30  
北東北大学野球連盟    
   
関西学生野球連盟   神 3日目-1 9:00
※神は神宮球場、東は東京ドーム。

         

詳細等は全日本大学野球連盟のサイトでご確認下さい。

★財団法人 全日本大学野球連盟
http://www.jubf.net/

(編集部・大学野球担当)

2008-04-24

ガンバレ! 中田翔【タイツ先生からのアドバイス】

Nakata_arai 現在2軍で経験を積む中田選手(指導しているのは荒井幸雄コーチ)。

 現在、2軍出場を続けている日本ハムの中田翔選手。言わずと知れた怪物ルーキーとしてキャンプ、オープン戦では連日のようにメディアを賑わせていました。
 しかし、やはりプロでいきなり活躍するのは難しいようです。4月24日現在、2軍での成績は、打率.254、2本塁打、4打点。ここ数日で調子を上げてはきているものの、開幕直後はかなり苦しんでいました。
 そんな中田選手をテレビで見た我らがタイツ先生(栃木・自然身体構造研究所/吉澤雅之所長。詳しくはこちら→http://www.naturalbody.jp/)。体の正しい使い方を『野球小僧』、『中学野球小僧』で伝えています。それでは、さっそくタイツ先生の指導を見ていきましょう。

         

▼1本足打法を解説

 中田選手をはじめ、1本足で立つバッターはホームランバッターであることが多いようです。片足を上げれば、位置エネルギーを有効に使うことができる。その反面、不安定な状態になりやすい。
 ピッチャーも投げる時には、足を上げて軸足で立ちますね。このときに、安定して立つことが大切だと言われています。1本足で立つバッターにも同じこと。1本足でしっかりと立てれば、次の動作をスムーズに行うことができます。

          
 
▼1本足で立つコツ

 1本足で立つ一番のポイントは、全身の関節の力を「入れる→抜く」というリズム感。イメージは、全身の関節をゆらゆらと揺らすことです。
 ところが中田選手が1本足で立っているときは、この状態になっていない。股関節周辺の筋肉が、緊張してしまっています。こうなると、軸足に粘りが生まれず、軸足がピッチャー方向に移動するのが早くなってしまう。ボールを迎えるように待つことができなくなるのです。

          

▼中田選手におすすめのメニュー

Practice 片足スイング。全身をゆらゆら揺らしてスイングする

 それでは、軸足の粘りを生むためにはどうしたらいいのでしょうか? 中田選手に、ぜひ取り組んでもらいたいメニューがあります。
 バットを持って、軸足1本で小刻みにジャンプを繰り返してみてください。片足でケンケンをするようにジャンプをしましょう。そのときに、股関節を柔らかく曲げ伸ばしするイメージを持ってください。
 もう一つのおすすめメニューは、「片足スイング」(『中学野球小僧』2007年5月号掲載)です。写真のように、利き手一本でバットを持ち、スイングをします。体をゆらゆら揺らすようにしてスイングしましょう。
 
 タイツ先生の指導、いかがでしたでしょうか? 中田選手と話す機会のある方は、ぜひこの記事のことを伝えてもらえたらと思います。

 ガンバレ! 中田翔。

           

(『野球小僧』編集部・タイツ先生担当)

2008-04-23

【野球写真館】vol.214 甲子園“伝統の電灯”

 07年5月2日のブログ記事(http://kozo.boxerblog.com/kozo/2007/05/vol189_4b7a.html)から突然復活した「野球写真館」。もとは『野球小僧』公式HPhttp://www.byakuya-shobo.co.jp/kozo/)でひっそり更新されていたコーナーです。

 編集部写真担当“撮っとこイノ太郎”が、『野球小僧』のドラフト候補選手名鑑やスカウティングレポート用に撮り歩いた写真を紹介します。

vol.214 甲子園“伝統の電灯”Koshien080328

 リニューアル途中の甲子園球場ですが、アルプススタンドから外野にかけてはまだ従来の姿。特徴あるこの照明塔もリニューアルされるから…等々、その前になんとなく今の風景を見ておきたいと思って、久々に外野スタンドまで行ってきました。

 レフトからライト、そして最上段まで、よーく歩き回りました。いい運動でした。

2008年3月28日、阪神甲子園球場にて撮影

※このコーナーは隔週で水曜日近辺に更新いたします。

過去、このブログに掲載された【野球写真館】は→こちら
(右側の「カテゴリー」にもリンクがあります)

vol.188以前は→こちらからご覧ください


Ino●撮っとこイノ太郎(イラスト/横山英史)
 1968(昭和43)年、神奈川県生まれ。山羊座のB型で、最近聞かなくなった動物占いではコアラ。『野球小僧』編集部最古参の編集部員にして写真担当。硬式歴は皆無だが、一応右投両打。10年近く前、いろんな出会いに恵まれて『野球小僧』と関わり、現在に至る。02年末に生まれた可愛くて可愛くてしかたがない長女に加え、2006年には待望の長男も誕生した。2児の父となり、公私混同にますます拍車がかかりそうな、39歳。

2008-04-22

下っ端編集部員・池田の「早く1軍になりたい!」 第51回

 どうも、下っ端編集部員の池田です。
 編集部は現在5月10日発売の『野球小僧6月号』の編集作業が大詰めを迎えています。
 今号はゴールデンウイークに印刷所がお休みになってしまう関係で、校了がいつもよりも1週間前倒し!
 下っ端も「無事に校了を迎えれば、楽しい楽しいゴールデンウイークだ」と自分に言い聞かせて、通常の1.5倍速で動き回っております。
 『野球小僧6月号』、楽しみにお待ちください!

Maedaやさしい目が印象的な前田投手。下っ端もこんな眼差しをアノ娘に向けてみたい

■長崎はやっぱり雨…っていうか、豪雨
 先週も全国各地を飛び回ってきた下っ端。
 17日(木)には日本はもちろん、アメリカ、台湾、イタリア、中国と世界を渡り歩いてきた前田勝宏投手(長崎セインツ)の取材で長崎に行ってきました。
 長崎空港でレンタカーを借りて、一路佐世保へ!
 …1番安いという理由で軽自動車を借りたのですが、これが大失敗。
 生まれて初めて軽自動車の運転席に座ったのですが、天井に頭をぶつけそうになるわ、常にヒザがハンドルに当たっているわで、自然と関節技を極められているかのような感覚に陥りました。
 「この車の中に透明人間になったアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが潜んでいるのでは!?」と疑ったくらいです。
 結局、ヨガの奥義のようなエラくアクロバティックな体勢になりながらも、安全運転で佐世保を目指すことに。
 途中からスプリンクラーがぶっ壊れたかのような猛烈な雨と霧で視界を完全に奪われたりもしましたが、何とか無事に目的地の佐世保球場に到着することができました。
 
 肝心の前田投手の取材ですが、こちらはもう貴重な話のオンパレード。
 取材前は日本人離れした屈強な肉体といかつい顔(?)から「前田投手、すげぇ怖い人だったらどうしよう…」と無駄におびえていたのですが、完全に杞憂でした。
 練習終了後、「じゃあ、ベンチで話しましょうか」と前田投手。
 ユニフォームを着た選手とベンチで話をするというのはまた格別でして…
 柔和な表情でジッとこちらの目を見ながら話す前田投手、カッチョよかったなぁ~。
 今回は前田投手に、これまで経験してきた各国のリーグの話を聞いたのですが、やはり情報として聞くのと、実際に体験した人の話を聞くのとでは全然違いますね。
「ほえ~」と感心してしまうような話から、「ダッハッハ」と笑ってしまうような話まで。
 国が変われば、野球も変わるようです。
 もったいぶるようで申し訳ございませんが、詳しくは『野球小僧6月号』でご紹介しますので、楽しみにお待ちください!

 取材終了後、来たときと同じ体勢で車に乗り込み、ワイパーをグイングイン忙しなく動かして、豪雨の長崎空港へ向かいました。
 滞在時間は数時間でしたが、非常に印象的な長崎遠征となりました。
 次はどこへ行けるやら…。

池田勇樹(いけだ・ゆうき)
▼1983年生まれ、東京都出身。編集部員。右投右打。180センチ90キロ。都立国分寺高から法政大を経て、2006年4月白夜書房にテスト入団。同7月『野球小僧』編集部配属。酒と読書と筋トレをこよなく愛す。楽しい楽しいゴールデンウイーク。すでにスケジュールプランは完璧なんですけど…。24歳にして初めて思う。「心が痛てぇっす」。

※池田くんの記事に対するコメントを募集しています
ご意見、励まし、質問等々何でも構いません。ぜひ記事下のコメント欄にお書き込みください。本人が誠心誠意を持ってご返答致します。(誹謗、中傷、記事と関係ない広告等については、編集部の判断で承認を見送ることがありますのでご了承ください)。

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2008-04-21

谷上史朗レポート ナニワのゴジラ奮闘記-第74回-

080421okada_top 2006年4月1日より始まったオリックス・バファローズ岡田貴弘選手レポート。本日で74回目の更新です。   

 大阪・履正社高校時代、その風貌やスケールの大きな打撃がヤンキース松井秀喜選手を彷彿とさせることから、「ナニワのゴジラ」という異名がついた岡田選手。
 2005年の高校生ドラフトで、オリックスに1巡目で指名されて入団。2年目の昨年は、シーズン前半こそ不調だったものの、北京で開かれたオリンピックプレ大会での活躍を契機に後半復調しました。
 そして、期待がかかった3年目。開幕は2軍スタートとなったものの、ウェスタンリーグでは出だしから好調です。
 そんな「ナニワのゴジラ」が奮闘する姿を、高校生の頃から岡田選手を取材し続けてきたライター・谷上史朗氏の視線でレポートいたします。今回はどんな内容になっているでしょうか?

         

080421okada_batting開幕当初の好調の波は一度過ぎ去った。しかし、今年の岡田は悪いなりに結果を残している

岡田は4番でしぶとく結果をつなぐ

 まず、前回更新以降の岡田の成績から書いておくと以下の通り。

12日 阪神(甲子園)3打数1安打 1四球
13日 阪神(甲子園)3打数1安打
15日 ソフトバンク(京セラドーム)3打数2安打 1三振
16日 ソフトバンク(北神戸)3打数1安打 1四球 1三振

 この間のサーパスは1勝3敗1分けと振るわなかったが、4番で出場を続ける岡田は決して好調ではないであろう中でもしぶとく数字を残している。
 前回の更新でも書いたが、こういう状態の中で1本のヒットが出るかどうか、1つのフォアボールが選べるかどうかが大きいのだ。

 それにしても、これだけ1軍が打てなくて、ファームに打っている選手がいるのだから、もっと積極的な入れ替えがあっていいと思うのだが…。
 17日にラロッカのファーム落ちのニュースを聞いた時にも〈もしや…〉と思ったが、翌日に上がったのは牧田勝吾だった(21日には再び抹消)。ポジションの絡みで岡田が上がる時は外野かファーストを守る選手と入れ替わる可能性は高いのだろう。となれば突発的な故障者でも出ない限り“ライバル”は絞られてくる。彼らの成績を見ていくと、開幕から不振が続く濱中治(打率.185)、起用は増えながらもなかなか数字を出せない迎祐一郎(.143)、昇格初戦の2安打以降、音なしの古木克明(.182)、ポジションは異なるが同じ左バッターで結果の出ない木元邦之(.100)…と、不振者がズラリ。

 もっとも、チーム打率が.218と上昇の気配が見えない1軍打撃陣を見ればほとんどのバッターが低打率であえいでいる。少しは当たり出したと言ってもカブレラの打率もまだ.202、結構頑張っている印象のあった下山真二でも.238。さらに内野陣に目を移せば、大引啓次.143、後藤光尊.177、阿部真宏.118…、と深刻な状況が浮き彫りになる。二遊間の選手は簡単に入れ替えることもできないのだろうが、坂口智隆、ローズ、日高剛にサブで村松有人、塩崎真を含めた5人以外、1軍の打撃陣はまったく打てていないのが現実だ。

        

オリックスの積極的若手起用化の声にはやや疑問

080421okada_running021軍では極度の打撃不振が続いている。ファームには岡田はもちろんのこと、一輝、吉良なども好成績を挙げているのだが…

 一方、サーパスに目を移せば、チーム打率の.270はリーグトップ。この高打率を支えているのが21日現在、打率339で打撃成績リーグ5位の岡田と、同8位で.321の一輝。あるいは規定打席不足ながら.350と、ここへ来てようやくバッティングが安定してきた吉良俊則といったところだ。
 しかし、そういう結果を出している選手が極度の打撃不振に陥っている1軍に呼ばれることがない。「今年のオリックスは若手を使うようになった」という声をよく聞くが、僕はいつも首を捻る。
 野手でいえば坂口、投手陣でいえば金子千尋、近藤一樹らの活躍がそう思わせるのだろうが、例えば坂口は去年も開幕スタメンに登場していた「1軍でやって当たり前のレベル」にあった選手で、プロとしては今年6年目。見方によっては中堅どころと言ってもいいほどだ。
 また、近藤やその前後にあった高木康成や香月良太の先発起用も故障者続出でやむなくの処置だった。今のような状況の中、チームの起爆剤となるべく期待を込め岡田や一輝あたりをスタメン起用でもして初めて積極的な若手起用と言えるはずだ。他チームでは1軍昇格即スタメン、なんていう話を聞くが、オリックスはそういう起用がまずない。仰木さんの時代が懐かしい。

         

080421okada_running打撃主体のタイプとしては、岡田は走って守れる選手。1軍でもその効果に期待が持てる

岡田の早期昇格を願う日々はまだまだ続く?

 嘆いてばかりいても仕方ないので、気分を変えて岡田に関する数字を出してみた。
 最近はメジャーの影響を受け、打率やホームラン、打点といった項目以外に打者を評価する向きが出てきた。その代表格が日本球界でも徐々にポピュラーになりつつあるOPSだ。
 OPSとは出塁率と長打率を足した数値で、総合的な打者の評価の指針となると見られているものだ。岡田の場合、出塁率が.394(リーグ8位)で、長打率.508(5位)。一般的に1軍でこの数値が9割を超えると一流打者と言われるが、岡田はファームとは言え.902でリーグ4位。ちなみに上の3人は順に打率も3割を超え、この時期にして異例の8死球も効いている上村和裕に山本芳彦、松山竜平とオール広島勢だ。
 岡田のOPS.902を強引にもパ・リーグのリーグ成績に当てはめると山崎武司(楽天)の1.185、ローズの1.074、ブラゼル(西武)の.920に次ぐ4位。1軍と2軍を比べてどうする、という声はもちろんだが、ファームとはいえ、これだけの数字を残しているということ。そして、そんな選手が、何度も書くが打撃不振にあえぐ1軍に上がれないことには、やはり、なんだかな…、と嘆きたくなる。

 また、こういう数字とは別に、数字に見えない部分も強調しておきたい。
 13日の甲子園のゲームがCS放送で中継されていたので録画して見た。すると、その中でこんなシーンがあった。
 1点を追うサーパス8回表の攻撃。
 先頭で打席に入った岡田は正田樹(阪神)からライト戦へ痛烈なライナーのツーベースで出塁すると、2死後、吉良の渋く1、2塁間を抜けるライト前ヒットでホームインしたのだ。1点差で前進守備を敷いていた阪神のライト・庄田隆弘が捕ったのは、通常ならセカンドの定位置の数メートルうしろといった場所だった。そこから強肩の庄田がワンバウンドでバックホーム。まさにホーム上は間一髪のクロスプレーとなったが、岡田の足が一瞬早く、さらに岡田の勢いで返球を弾き飛ばし同点のホームインを決めた。岡田の「足」が試合を引き分けに持ち込ませたわけだが、濱中や古木にカブレラ、ローズではあの当たりで1点は取れなかっただろう。

080421okada_batting02今年はまだ披露していない1軍のユニホーム。岡田がこの姿で登場する日を待っている

 ここでは何度も書いてきたが、少なくとも一発を売りにするようなタイプの中では岡田は足がある方だし、走ろうとする意欲も持っている。一塁での守りも含め、数値に表れない面でもチームに貢献できる選手なのだ。

 16日の試合では北川が「3番ファースト」でファームの戦列に復帰し、また1人“ライバル”が増えた格好だ。こちらは早々に1軍へ上がっていくのだろうが、名前や過去の実績にとらわれず、コリンズには思い切った、そして先も見据えた起用を切に願うばかりだ。

               
 
■2008年ファーム成績(4月21日現在)
16試合 59打数20安打 2本塁打 9打点 6四球 14三振 打率.339