野球シーズン幕開けを告げる社会人野球スポニチ大会開催中
▼ついにシーズンインです!
3月18日から社会人野球の第63回JABA 東京スポニチ大会が開幕しています。
毎年、高校野球の春のセンバツ大会などに先立って始まるこの大会は、アマチュア野球、特に『野球小僧』読者の方々の中にも高い割合を占めるドラフト中心の野球ファンにとって、まさに「年始め的」恒例行事です。毎年関東近隣の複数会場で行われるこの大会。今年は18日~20日までが大田スタジアム(東京)、保土ヶ谷球場(神奈川)で、それ以後は全て神宮球場で開催されています。
また、この春チームに入ったばかりの新人選手が多く登場するのも大きな特徴のひとつ。彼らが新しいユニホーム姿でどういうプレーをするのか? あるいは、ワンランク上の世界ではどういうスタイルでやっていくのか? そういったことを占ううえでも、出来る限り多くの試合を生でチェックしておきたいところです。
▼東京ガス・木村雄太投手が久々に公式戦で登板
降りしきる雨の中、久々に公式戦のマウンドに上がった木村雄太投手(東京ガス) |
そんな中、大会2日目の今日。注目だったのが、大田スタジアムの第3試合に登場した大型左腕、木村雄太投手(東京ガス)です。
2006年秋の横浜ベイスターズ3巡目指名を断り、翌年の活躍を目指していた昨年初めに勃発した裏金騒動。木村投手はスカウトからの金銭の授受を認め、1年間の対外試合禁止処分を受けていました。
それが解禁となり、久々に臨んだ公式戦(対Honda熊本との1回戦)。登板のチャンスは1対0とリードされた7回表に訪れました。
1年以上間が空いた公式戦のマウンド。プロ注目の大型左腕とはいえ、元々制球はアバウトなタイプのうえに、さすがに試合カンをつかみきれなかったのか、立ち上がりはストライクボールがハッキリしていました。この回は走者がたまったところでタイムリーを打たれ、またたく間に2失点。多少なりともブランクを感じさせる内容でした。
しかし、これで終わらせないのは、大きな成長の証。続く8回、9回と回を追うごとに調子が少しずつ上昇。ショーバウンドしていたスライダーや、明らかに外れていたストレートが要所で決まり出し、苦しみながらも無失点で切り抜けました。9回表の最後の打者を見逃し三振に斬ってとった外角ストレートは、審判が判定を迷ってひと呼吸おいた後にストライクの判定。コースの際どさもさることながら、球のキレが勝ち取った三振と言ってもいいでしょう。
球速自体は、球場の表示で130キロ台前半が多く、時折130キロ後半が出る程度でしたが、それでもこの日の3試合ではかなり速い方です。むしろ、今の時期にこれだけ出ていれば問題はないと思われます。
結局、試合は7回の失点が響いて3対2で敗れてしまいましたが、復活のシーズンは始まったばかり。昨年のイメージを払拭するためにも、今回の登板をステップにして、どこまで調子を上げてチームに貢献するのか注目です。
■本日のスポニチ大会の結果(1回戦)
<大田スタジアム>
○JR東日本 10対3 ●東海REX (8回コールド)
○日立製作所 10対2 ●日本新薬 (8回コールド)
○Honda熊本 3対2 ●東京ガス
<保土ヶ谷球場>
○日本通運 5対2 ●東海理化
○新日本石油ENEOS 3対2 ●松下電器
○TDK 1対0 ●鷺宮製作所 (延長12回)
(編集部・社会人野球担当)

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