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野球 - nikkansports.com

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2008-01-31

『中学野球小僧編集部』の取材日誌(1月31日)

Hanadamanager監督歴32年の花田俊弘監督。配球について深い話をしてくれた!

▼柏原中の取材に行ってきました!

 今回は、福岡市立柏原中学校の取材レポートです。
 チームを率いる花田俊弘監督は指導歴32年のベテラン監督。以前、福岡で取材をしたときに「配球なら花田監督だよ」と紹介してもらったのが取材のきっかけ。配球について色々と教えてもらいました。

          

▼ストライクゾーンを知ろう!

 柏原中の練習では、選手たちが審判をやって、ストライク、ボールの確認をしています。写真のように、キャッチャーの後ろにネットを立て、審判役の選手を3人つける。選手たちはそれぞれ「ストライク」「ボール」の判定を行います。判定はもちろん、必ず同じになるとは限りません。そんなときには、審判、キャッチャー、バッターが話し合って判定を決めます。

Judegementpractice審判をつけた判定練習、。試合を意識したメニューだ
 試合によって変わる審判。その審判のクセをいち早くつかむことで、試合を優位に進めることができます。また、「今のはボールだろ…」などと、判定に不満を持つ選手も、結果を自分の責任と受け止めることができます。普段から、試合を想定した実戦的な練習なメニューです。

 ただいま、編集部は『中学野球小僧』3月号に向けてラストスパートを切りました。今回ご紹介した柏原中の配球の話も含め、たくさんの上達のヒントがそろっています。2月9日の発売日をどうぞお楽しみに!

                   

(『中学野球小僧編集部』安藤)

2008-01-30

【野球写真館】vol.208 Red Sox vs. A's at Tokyo Dome

 07年5月2日のブログ記事(http://kozo.boxerblog.com/kozo/2007/05/vol189_4b7a.html)から突然復活した「野球写真館」。もとは『野球小僧』公式HPhttp://www.byakuya-shobo.co.jp/kozo/)でひっそり更新されていたコーナーです。

 編集部写真担当“撮っとこイノ太郎”が、『野球小僧』のドラフト候補選手名鑑やスカウティングレポート用に撮り歩いた写真を紹介します。

vol.208 Red Sox vs. A's at Tokyo DomeLarrylucchino080122

 ボストン・レッドソックスとオークランド・アスレチックスで行う日本開幕戦(3/25~26)の発表会見に行ってきました(写真右はレッドソックス社長兼CEOのラリー・ルキーノ氏、左でご機嫌そうに笑っているのはMLB選手会のCOO、ジーン・オーザ氏)

 日本で行われる3度目のメジャーリーグ公式戦。前年のワールドシリーズ覇者がやってくるのは初めて…ですが、売りはなんといっても「松坂大輔」。2戦目の先発登板が有力視されていますが、夫人の出産時期が重なる可能性も・・・。どうなりますかね

2008年1月22日、ホテルニューオータニ(東京都)にて撮影

※このコーナーは隔週で水曜日近辺に更新いたします。

過去、このブログに掲載された【野球写真館】は→こちら
(右側の「カテゴリー」にもリンクがあります)

vol.188以前は→こちらからご覧ください


Ino●撮っとこイノ太郎(イラスト/横山英史)
 1968(昭和43)年、神奈川県生まれ。山羊座のB型で、最近聞かなくなった動物占いではコアラ。『野球小僧』編集部最古参の編集部員にして写真担当。硬式歴は皆無だが、一応右投両打。10年近く前、いろんな出会いに恵まれて『野球小僧』と関わり、現在に至る。02年末に生まれた可愛くて可愛くてしかたがない長女に加え、2006年には待望の長男も誕生した。2児の父となり、公私混同にますます拍車がかかりそうな、39歳。

2008-01-29

イスラエル野球紀行 第15回

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 2007年6月に中東の地・イスラエルでプロ野球が始まったのをご存じでしょうか? 『野球小僧』では昨年9月10日に発売された07年10月号の「ワールドベースボールレポート」にて、シーズン中に現地へ赴いた石原豊一氏によるのレポートを紹介しました。
 ただし、ページ構成の都合で掲載は1ページ。そこで、石原氏が誌面に書ききれなかった道中の体験を「イスラエル野球紀行」としてご投稿いただきました。
 現在はそれをもとにして、当ブログにて週1回のペースで連載しております。今回は15回目。我々日本人には、大変遠く感じる中東・イスラエル。開幕したプロリーグとは、実際どのような雰囲気だったのでしょうか?

イスラエル野球紀行の過去の記事はこちら
           

         

■ラストゲーム(8月14日 ベトシェメシュ・ブルーソックス対テルアビブ・ライトニング戦[テルアビブ・スポーテック])~その2

       
3Aのプレー経験もあるフランコ

 テルアビブの一塁走者が牽制で刺されてチェンジになったとき、バッターボックスで一体何をやっているんだという表情で立ちすくんでたのは、3番打者のフランコ。ショートを守るこの選手は、ドミニカの野球選手の名産地サンペドロ・マコリスの出身だ。この町からはあのサミー・ソーサも出ている。彼は48歳で今なおメジャーで活躍しているフリオ・フランコの親戚だそうだ。まあ、一族郎党に野球選手のいない人はいないという町柄だから、これも決して驚くことではない。
 フランコは94年にフロリダ・マーリンズと契約。99年には3Aまで昇りつめたものの、故障で夢潰え、ここ3年はイタリアでプレーしていたという。このリーグについては友人から聞き、ドミニカでのトライアウトを受け、はるばるイスラエルまでやってきた。

Francoテルアビブのショートを守るフランコは3Aの経験もあるドミニカンだ
 イタリアのほうが野球のシーズンは長い。1度しか行ったことはないが、スタジアムやグランドもよほどいい。にもかかわらず、イスラエルにやって来たというのは、ここでの2ヶ月2000ドルというギャラはよほど魅力的なのだろうか。ここでのシーズンの後は、ドミニカに帰ってコロンビアかニカラグアのウィンターリーグで職を得ようと考えている。アメリカでの夢破れた彼を雇おうという球団はカリブ一の強豪・ドミニカにはないらしい。
 それでも彼の守備はすばらしい。この日はひとつ三遊間のゴロを捕り損ねたが、彼がエラーするならそれはグランドが悪いんだと納得させられるくらいの技術がある。ファーストへの送球はまさに「糸を引く」ような感じで、タイガースのサントスと並び、このリーグでは双璧をなすだろう。それにしてもこんな選手と46歳のガードナーが同じフィールドで対戦するなんて、全くもって不思議なリーグだ。

               

老雄ガードナーようやく降板

 3回の裏、テルアビブの攻撃。老雄の終わりはあっけなくやって来た。
 ブルーソックスはすっかり休日モードなのか、全く点が取れない状況だったが、テルアビブもそのペースにおつきあい。この回が始まるまでなんとノーヒットだった。ガードナーのスローボールを見極めることはできても遅すぎて打ち返せない。
 この回も先頭フランコはショートゴロに倒れる。次の4番ブリトーにはデッドボール。当たっても痛くないのでバッターもほとんどよけない。もう老いた彼には余力は残っていないのか、踏ん張りの利かないまま投げた次のバッターの初球は、打者の背中を抜けるほどだった。
 また四球のオンパレードが始まるのかと思ったが、俺でもいけるよとばかり盗塁を試みたブリトーをテルアビブ大学の大学院生キャッチャー・ブレノリッツがまたもや矢のような送球で刺した。しかし、せっかく2アウトまできたのに、次のフィッシュにレフト前にはじき返される。観客は大喜びだ。相変わらずイスラエルのファンはノリがいい。ヒットであろうと、フォアボールであろうと、少しでも試合が動けば狂わんばかりに大叫びする。
 ここで、監督は始めからヒットが出たら替えると決めていたのか、マウンドに向かって、この回に初めからブルペンに行かせていた2番手ピッチャーへの交代を告げた。
 ガードナーも気が済んだのか、監督がマウンドに到着する前に、自分からマウンドを降り、監督にボールを投げ渡した。なぜこのタイミングなのかはわからないが、このピッチャーが早く降りないと試合が成立しない恐れさえある。このスポーテックには照明がないのだから。
 代わったピンカスは何とかテルアビブの6番打者で昨日の先発ピッチャー、プリブルをセンターフライに打ちとってスリーアウトとした。

         

日没迫る中、緊張感のないゲーム展開に

 4回のブルーソックスは、3番打者でホームラン王争いをしているリーズからの好打順だったが、2本のヒットで足がかりを築いたツーアウト二、三塁のチャンスで7番ピアーズがあえなく三振。チャンスを逃した。
 5回、テルアビブの猛攻はなおも続く。ガードナーに替わった2番手のピンカスは、先発が先発だっただけに球も速く見えるので、いいかと思わせたが、イニングが変わるととたんに乱れだし、デッドボールにフォアボールなどで満塁とすると、2番のブリルに二塁打を食らってあっという間に3点が追加された。
 これでスコアは5-0。全くもってだらだらした試合だ。勝負はともかく、昨日と同じく日が傾いてきて、影が随分長くなってきている。試合が成立するかが心配になってきた。なにしろ明後日からはプレーオフが始まるのだ。何とか試合を成立させなければならない。
 7回戦制で4回終了時で5-0。普通に考えると勝負は決まったも同然だ。おまけに相手のブルーソックスにとっては完全な消化試合。おそらく逆転する気などさらさらないだろう。
 客席に目をやると、さっきまで観衆で埋まっていたネット裏の椅子席には誰もいない。椅子席のさらに裏の原っぱで、皆夕涼みよろしく談笑している。この球場の一塁ファールラインのフェンスの外には広場になっているが、子ども達は皆キャッチボールに興じていた。試合には全く興味がないようで、投球の時だけファールボールが飛んできたらボールをいただこうとバッターボックスに目をやっている。おまけにフェリシアーノなんかはベンチを出て、小さな子供相手にボールを転がして遊んでいる。
 「今日、ヤルキナイヨ」どうも彼は、今日先発のガードーナー起用が御気に召さないらしい。そらそうだ。ドミニカ、日本とプロ球界でもまれてきた彼から見れば、消化ゲームとは言え、あんな素人親父がプロのマウンドに立つこと自体バカバカしいことなのだろう。
 当のガードナー氏は登板が終わると高級そうな一眼レフのデジカメをぶら下げてベンチを出てそこいらをうろうろして写真を撮っている。時たま彼に寄り添っている若い白人の女は彼の「現地妻」なのだろうか。

Gardnerブルーソックス先発投手で、今年46歳のガードナーは、満足げにマウンドを降りた
 フェリシアーノの話だと、ガードナーは弁護士らしい。IBLに知人がいるらしく、そのツテで入団を果たしたようだ。そういえば、タイガースの監督も弁護士だ。おそらく強力なコネを使って彼は「プロ野球選手」の夢を実現したのだろう。彼は球場への移動も選手のバスを使わず、マイカー通勤している。あの評判の悪い食堂で彼を見かけたこともない。宿舎だけは皆と同じドミトリーにいるが、それ以外は全く特別扱いだ。ドミニカのアカデミー出身のフェリシアーノが気分がいいはずもない。もっとも気のいいフェリシアーノは「人間的にはガードナーはいい人間だ」とは言っていたが…。
 そんなチームメートの複雑な心境をよそに、“記念登板”を終えた氏は、ユニフォーム姿で球場内をうろつき、写真を撮りまくっている。
 当人を捕まえて話を聞いてみた。

石原 あのー。失礼ですが、あなたはどうしてこのイスラエルに選手としてやってきたのですか? 少し年をとりすぎているように思うのですが。46でしょ?
ガードナー No problem.まだ45だよ。今年中には46になるけどね。私はこのIBLを助けるためにはるばるやってきたのだよ。

 そのセリフは自身に満ちていた。

石原 お仕事はどうしたのですか? お辞めになったきたのですか?
ガードナー いや、夏休みをとってきたんだ。サマー・バケーション。
石原 来年はどうするのですか? 『現役』は今年で引退ですか?。
ガードナー とんでもない。来年もまた来たいね。

 いやはや、来年もやる気まんまんだ。本人にとってはそりゃ、充実したサマー・バケーションだろうが、監督やチームメイトは一体どういう心境なのだろうか。

 肝心の試合の方はというと、4回が終わり、5回に入ろうとしていた。

<次週へ続く>
        

■石原豊一(いしはら・とよかず)
1970年生まれ、大阪府出身。圧倒的な行動力で、これまでアジア、アメリカ、中南米、ヨーロッパなどを渡り歩く「流離いの野球好き」。すでに世界各国200を超える球場で野球を観戦してきた。イスラエル野球リーグが開幕すると聞いて、今回も早速現地へひとっ飛び。異国の野球熱を思い切り体感してきた。

※石原豊一氏による北信越BCリーグ開幕時のレポートはコチラ
http://kozo.boxerblog.com/kozo/2007/05/post_4ba1.html

2008-01-28

下っ端編集部員・池田の「早く1軍になりたい!」 第39回

 どうも、下っ端編集部委員の池田です。
 いや~、寒いにも程がありますね。
 下っ端は暖房器具が苦手なので、家では常に布団に包まって生活しています。
 毎度お馴染みのフレーズになってしまいましたが、読者の皆さん、風邪には気をつけてくださいね。

Takashi_ishii石井貴氏と下っ端のツーショット写真。アニキと呼ぶにふさわしい石井氏に下っ端はメロメロ

■開幕前のお楽しみ♪
 さてさて、センバツ出場校も発表され、今週末にはいよいよプロ野球もキャンプイン。
 首を長くして待っていた野球の季節が迫ってきましたよ~。
 ファンにとってはシーズン終了後から開幕直前のこの時期といえば、憧れの選手たちにもっとも接近できる期間ですよね。
 今年も各地で球団や選手会主催の様々なイベントが開催されています。
 下っ端も学生時代はそりゃあもうせっせとイベントに参加していました。
 中でも毎年欠かさず参加しているのが、埼玉西武ライオンズのキャンプ壮行会です。
 昨年も取材という形で参加してきました(昨年の模様はこちらhttp://kozo.boxerblog.com/kozo/2007/01/post_9a21.htmlhttp://kozo.boxerblog.com/kozo/2007/02/post_0482.html)。
 選手と握手したり、写真を撮ったりとまさにファン垂涎のイベント。
 下っ端も学生時代は松坂大輔投手(現レッドソックス)や和田一浩選手(現中日)など数々の選手と握手をしながら、ツーショット写真を撮影したものです。
 撮影した写真のデータを見ていたら、許銘傑投手リーファー選手(前西武)張誌家投手(前西武)の外国人選手軍団3人と下っ端の4人で写っている写真がありました。
 見た目だけはメジャーリーガー級の下っ端。まるで下っ端が新助っ人のようでした。
 ちなみに1番印象に残っているのは下っ端がファンだった石井貴投手(現2軍投手コーチ)とのやり取りです。
  写真撮影が終わり、「頑張ってください!」と声をかけると、下っ端の肩をバシバシ叩きながら「お前も頑張れよ!」と石井投手。
 予想もしていなかった対応に今まで以上にファンになったことは言うまでもありませんよね。
 スタジアムでのカッチョいい選手の姿もいいですけど、グラウンドを離れての素に近い選手たちもステキですよ。
 開幕まで約2カ月。オフシーズンに比べると数は減ってしまいますが、選手と触れ合えるチャンスはまだまだあります! 
 各球団のホームページをこまめにチェックして、イベント情報に目を光らせましょう。
 選手の素の部分を垣間見ることで応援により一層力が入ること間違いナシですよ!

池田勇樹(いけだ・ゆうき)
▼1983年生まれ、東京都出身。編集部員。右投右打。180センチ90キロ。都立国分寺高から法政大を経て、2006年4月白夜書房にテスト入団。同7月『野球小僧』編集部配属。酒と読書と筋トレをこよなく愛す。先日、10数年ぶりに『ウォーリーを探せ!』にトライ。目玉から血が出るくらい凝視してもなかなか見つからないウォーリーにキィーッとハンカチを噛む。それでも途中でリタイアさせない「ウォーリーを探せ!」、恐るべし…。

※池田くんの記事に対するコメントを募集しています
ご意見、励まし、質問等々何でも構いません。ぜひ記事下のコメント欄にお書き込みください。本人が誠心誠意を持ってご返答致します。(誹謗、中傷、記事と関係ない広告等については、編集部の判断で承認を見送ることがありますのでご了承ください)。

2008-01-25

春のセンバツ出場校決定

▼全36校がついに決定!

 本日、第80回記念選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)の出場校36校が発表されました。
 秋の地区大会で上位に入ったチームが選考の対象となるだけに、当確ラインギリギリの学校はヤキモキしながらこの日がくるのを待っていたはず。選ばた学校は、惜しくも漏れた学校のためにも頑張って欲しいものです。

 以下に出場校を掲載いたします。まずは、どの学校が出場するかをご確認下さい。

■第80回記念選抜高等学校野球大会出場校(全36校
地域 校名 都道府県 出場回数
北海道 駒大岩見沢 北海道 9年ぶり8度目
東北 東北 宮城 4年ぶり18度目
聖光学院 福島 2年連続2度目
関東 横浜 神奈川 2年ぶり12度目
慶応義塾 神奈川 3年ぶり7度目
水戸商 茨城 7年ぶり4度目
聖望学園 埼玉 初出場
千葉経大付 千葉 2年連続2度目
宇都宮南 栃木 22年ぶり2度目
東京 関東一 東京 21年ぶり3度目
東海 常葉学園菊川 静岡 2年連続3度目
中京大中京 愛知 6年ぶり28度目
宇治山田商 三重 初出場
北信越 長野日大 長野 初出場
丸子修学館 長野 31年ぶり4度目
敦賀気比 福井 10年ぶり2度目
近畿 東洋大姫路 兵庫 5年ぶり7度目
平安 京都 5年ぶり36度目
履正社 大阪 2年ぶり2度目
智辯和歌山 和歌山 2年ぶり8度目
天理 奈良 3年ぶり18度目
北大津 滋賀 3年連続3度目
中国 下関商 山口 29年ぶり14度目
八頭 鳥取 初出場
興譲館 岡山 初出場
四国 明徳義塾 高知 4年ぶり13度目
小松島 徳島 2年ぶり3度目
今治西 愛媛 2年連続10度目
九州 明豊 大分 初出場
沖縄尚学 沖縄 3年ぶり4度目
城北 熊本 11年ぶり3度目
鹿児島工 鹿児島 初出場
21世紀枠 安房 千葉 初出場
成章 愛知 36年ぶり2度目
華陵 山口 初出場
希望枠 一関学院 岩手 2年ぶり2度目

■財団法人 日本高等学校野球連盟のサイト
http://www.jhbf.or.jp/

        

▼センバツときたら『高校野球小僧』でしょう!

 そして、センバツときたら? そう、1月18日にすでに発売されております『高校野球小僧』がお薦めです。

 「2008高校野球開幕特別号」の今号は、当然のことながらセンバツ情報が満載!

 巻頭カラーページでは、センバツ出場選手を含む全100名の「全国高校生選手名鑑」を一挙掲載。その他、各地区別に担当スカウトの声を集め、注目の選手をピックアップしたトータル59ページにおよぶ「2008年高校野球地区別観戦のツボ」や、昨秋の地区大会3試合ほか、清原和博選手のPL学園時代のセンバツ試合検証など、古今東西の過去の激戦を振り返る「“伝説の戦い”徹底分析」。後半の「高校野球テクニカル」では左投手の魅力に迫る【必殺・サウスポー編】として、左腕投手の輩出著しい宇部商の謎や、江夏豊、大野豊、川口和久といった名左腕のボールを受けてきた達川光夫氏(元広島)のクロスファイアー論ほか、興味津々なコンテンツが満載です。

 詳しいタイトルについては以下のリンクをご参考頂きまして、ぜひ最寄りの本屋さんへお買い求め下さい。

■高校野球小僧が18日に発売(『野球小僧編集部ログ』)
http://kozo.boxerblog.com/kozo/2008/01/18-a6fd.html

■野球小僧公式サイト
http://www.byakuya-shobo.co.jp/kozo/

       

(野球小僧・高校野球取材班)

『中学野球小僧編集部』の取材日誌(1月25日)

Furukawamanager体を動かしながら、ピッチャーの指導法を教えてくれた古川監督

▼春日野中の取材に行ってきました!

 今回は、福岡・春日野市立春日野中学校の取材レポートです。チームを指導する古川裕士監督は、現役時代に東福岡高校でエースとして活躍しました。その経験を生かしたピッチャー指導についてお話を聞いてきました。

         

▼サイドスローのすすめ

Pitchingskillサイドスローを覚えるためのメニュー。おぼんにのったコップの水をこぼさないように、動かしてみよう

 ご自身も高校でサイドスローに転向した古川監督。これまでの指導の中でも、サイドスローのピッチャーを何人か育ててきました。
 サイドスローを修得するために取り入れているのが、おぼんを使った練習法です。写真のように、おぼんを手のひらに乗せてサイドスローの動きを行います。このとき、おぼんには水の入ったコップが乗っていることをイメージしてください。そのコップの水がこぼれないように、おぼんを動かします。
 
 この他にもたくさんのメニュー、理論をうかがえた今回の取材。詳細は2月9日発売の『中学野球小僧』3月号で紹介します。どうぞお楽しみに!

(『中学野球小僧』編集部・安藤)

2008-01-24

MLB日本開幕戦、詳細決定

 あと2カ月――松坂大輔、岡島秀樹両投手が所属するボストン・レッドソックスオークランド・アスレチックスによる、メジャーリーグ公式戦開幕シリーズの詳細が発表されました。

Mlbopeningconf

 3月25日、26日の公式戦開幕2連戦のほか、これに先立つ22日と23日には巨人、阪神とのオープン戦=プレシーズンゲームも行われます。

 松坂投手が開幕2戦目に先発登板する可能性が高いことなど、過去2度の開催以上の盛り上がりが期待できることでしょう。

※写真は、公式記者発表に出席したラリー・ルキーノ(左=レッドソックス社長兼CEO)、ボブ・ゲレン(右=アスレチックス監督)の両氏。

 日時と対戦カードは以下のとおりです(球場はすべて東京ドーム/左が1塁側)。

★'08 リコーMLB開幕戦
◇3月25日(火) レッドソックスvs.アスレチックス(試合開始19:00)
◇3月26日(水) レッドソックスvs.アスレチックス(試合開始19:00)
※アスレチックス主催ゲーム=レッドソックス先攻、アスレチックス後攻

★プレシーズンゲーム
◇3月22日(土)
レッドソックスvs.阪神(試合開始12:00)
巨人vs.アスレチックス(試合開始19:00)
※先攻後攻は未定

◇3月23日(日)
アスレチックスvs.阪神(試合開始12:00)
巨人vs.レッドソックス(試合開始19:00)
※先攻後攻は未定

 観戦チケットの料金は以下のとおりです(一部先行予約分はもう売り切れているようですが)――。

★MLB開幕戦【レッドソックスvs.アスレチックス】
◇指定席S/18,000円
◇指定席A/12,000円
◇指定席B/7,000円
◇指定席C/4,500円
◇外野指定席/4,500円

★プレシーズンゲーム【レッドソックスvs.阪神】【巨人vs.レッドソックス】
◇指定席S/10,000円
◇指定席A/7,000円
◇指定席B/4,500円
◇指定席C/3,000円
◇指定席D/1,800円
◇外野指定席/3,000円
◇4人でトク得シート/10,000円

★プレシーズンゲーム【巨人vs.アスレチックス】【アスレチックスvs.阪神】
◇指定席S/6,000円
◇指定席A/4,500円
◇指定席B/3,500円
◇外野指定席/2,500円
◇内野自由おとな/1,800円
◇内野自由こども/800円
◇4人でトク得シート/10,000円


★チケット購入の詳細についてはこちらへ。
http://event.yomiuri.co.jp/mlb/ ('08 リコーMLB開幕戦公式サイト)
→ ハローダイヤル 03-5777-8600(7:00~23:00)


■ボストン・レッドソックス
http://boston.redsox.mlb.com/index.jsp?c_id=bos

■オークランド・アスレチックス
http://oakland.athletics.mlb.com/index.jsp?c_id=oak

■メジャーリーグ公式サイト
http://mlb.mlb.com/index.jsp

■MLB日本語公式ライセンシーサイト
http://mlb.yahoo.co.jp/

(野球小僧MLB担当班)

2008-01-23

イスラエル野球紀行 第14回

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 2007年6月に中東の地・イスラエルでプロ野球が始まったのをご存じでしょうか? 『野球小僧』では昨年9月10日に発売された07年10月号の「ワールドベースボールレポート」にて、シーズン中に現地へ赴いた石原豊一氏によるのレポートを紹介しました。
 ただし、ページ構成の都合で掲載は1ページ。そこで、石原氏が誌面に書ききれなかった道中の体験を「イスラエル野球紀行」としてご投稿いただきました。
 現在はそれをもとにして、当ブログにて週1回のペースで連載しております。今回は14回目。滞在も最終日となり、いよいよ終わりが見えてきました。
 我々日本人には、大変遠く感じる中東・イスラエル。開幕したプロリーグとは、実際どのような雰囲気だったのでしょうか?

イスラエル野球紀行の過去の記事はこちら
           

■ラストゲーム(8月14日 ベトシェメシュ・ブルーソックス対テルアビブ・ライトニング戦[テルアビブ・スポーテック])~その2

       
試合開始

 いよいよ試合が始まった。
 なぜか、先攻のブルーソックスの選手は、ラナーナのヘルメットをかぶっている。大方間違えたのだろう。まったくもっていい加減だ。守りについたときには、セカンドのクレイマーは、イスラエル人ルーキーのレイクマンの背番号2をつけて守っていた。後で聞くとやっぱり両方うっかり間違えたり忘れたりしたものだった。まったく、これでは草野球と同じではないか。いや、僕がやっている草野球は大会なんかになると、ユニフォームの着方から、サングラスや今はやりの色靴下の禁止などいろいろうるさい。ユニフォームの下は皆思い思いのTシャツを着ているこのリーグの方がよほどおおらかだ。
 先頭バッターは先週登場したシーンだ。
 初球をたたいてセンターに鋭い打球を打ったが、あいにくセンターの守備範囲だった。初回のブルーソックスの攻撃は3番のホームラン王・ジェイソン・リーズの内野安打があったものの、無得点に終わった。ブルーソックスも個人記録がかかっている、スターティングメンバーを見る限りは本気モードだ。
 ただし、それは攻撃陣だけで、先発投手を見るとこの試合がブルーソックスにとって捨て試合であることがすぐにわかった。

      

先発ピッチャーは46歳

Gardnerこの日ブルーソックスの先発は今年46歳となるガードナーだった

 マウンドに立ったのはアラン・ガードナー、46歳(本人はまだ誕生日ではないので45だと胸をはるが)、大リーグのフリオ・フランコに次ぐ高齢の現役プロ野球選手だ。ただし、こちらはいかにも中年のおじさんっぽく、少し丸まったその背中は年齢以上に年を感じさせる。
 後ろの観客に「このピッチャー、46歳だよ」と教えてあげると、目を丸くしていた。
 彼を最初に見たのは、宿舎でリョージュの部屋がわからなくなり彼の部屋に飛び込んでしまったときのことだ。リョージュから監督・コーチ陣はホテル住まいだと聞いていたので、あとでコーチもいるじゃないかというと、あれは選手だといわれたので驚いた。
 また別のとき、選手に混じって素振りをしていると、僕の草野球仕込みのスイングを見た選手が、僕に「ここでできるじゃないか」と僕にIBL入りを勧めてきた。僕が「もう年を取りすぎているよ」というと、その選手は「大丈夫、やつなんか46だぜ」とガードナーの年を教えてくれたので、僕はあらためて驚いた。
 その彼の投げる球だが、はっきり言って草野球だ。ことごとくキャッキャー前でおじぎしている。草野球で対戦するなら40代半ばのわりにはいい球投げるなという感じもするだろうが、ここは曲がりなりにもプロである。こんなんで大丈夫なのか? と思って成績をみたら、なんと、これまで1イニングを投げて無難に抑えていた。しかも、元々外野手登録の彼は打席にも15回立ってヒットも3本打っている。打たれたピッチャーはさぞショックだったろう。まあ、フェリシアーノのような140キロ代後半のストレートを見せられたあとにこのピッチャーじゃあ、タイミングも取りにくいだろうと思って見ていたら。荒れ球が功を奏してか、初回は無難に抑えた。ただしフォアボールの後、簡単に盗塁を許してしまう様は草野球そのものだった。
 初回は何とか抑えたものの、ガードナーは2回にあっさりくずれた。それも遅い球をつるべ打ちされるならまだしも、先頭から3連続でフォアボール。それもワンバンあり、高めのクソボールありと、これでは僕の入っている草野球チームでも点が取れる。
 おまけに、このオヤジさんはホームベースを避けるようにミットにおさまる自分の球を棚に上げて、判定の度に審判に不満の表情を見せている。「Why?」と言っても、ネット裏から見ても、彼の沈むボールはことごとくストライクゾーンをよけてミットに収まっていた。

       

プロフェッショナルな草野球・IBL

 熱くなる彼をなだめるため、ホルツ兼任コーチがマウンドへ駆け寄る。
 チームメイトもさぞかししらけているだろうと思って観ていると、主砲の一塁手、ロペスがマウンドに行ってガードナーを励ました。その直後、ノーアウト満塁で難しいハーフバウンドのゴロがファーストに転がった。ロペスは勢いよく前に出てミットにボールを収めて体勢を崩しながらもホームに送球。ゲッツーとはいかなかったが、これぞプロというゴロさばきだ。
 ここで、リュージュの言葉を思い出した。
「このリーグのいいところは、うまいやつがヘタな奴をカバーしながら、チーム全体でプレーするところですよ」
 そのときは、それじゃまるで草野球や高校野球と同じじゃないかと思って聞いていたが、どんな状況でもチームの弱点を主力が補って勝利を目指す。それもまたプロフェッショナルなのだ。そういう意味ではこのキューバ系アメリカンのロペスは真のプロといっていい。
 “プロフェッショナルな草野球”それがIBLなのだ。
 ロペスはゴロを処理すると、再びガードナーのもとへ。一体どんな会話をしているのだろう。しかし、そんなロペスの努力もむなしく、次打者ストライクを2つ立て続けにとって持ち直したかに見えたガードナーのスローボールは、その直後高めに大きくはずれ、ワンバンし、ラストバッターのラングロードの打ち気を誘うことなく押し出しとなった。
 まだ投げるのかと思ってベンチを見たが、交代の様子はない。ブルーソックスにしてみれば、今日のゲームなどどうでもよく、できるだけプレーオフに投げるような主力投手は使いたくない。そんな首脳陣の思惑を知ってか知らずか、ガードナーはマウンド上で荒れ狂っている。
 テルアビブの打順は1番・ハスティングスに戻る。彼の一塁線を抜こうかという当たりをロペスがなんとかさばいたが、ホームは間に合わず、これで2点目。それでも何とかツーアウトにこぎつけた。
 しかし一塁が空いたと思ったらまたもやフォアボール、この回5つめだ。草野球だってこんなピッチャーなかなかいない。
 このピンチを今度はキャッチャーが救った。アメリカで3Aの経験もある3番フランコの打順のとき、ファーストへ矢のような牽制球を投げて一塁走者を見事に刺した。これでスリーアウトチェンジとなった。

                      

<次週へ続く>
        

■石原豊一(いしはら・とよかず)
1970年生まれ、大阪府出身。圧倒的な行動力で、これまでアジア、アメリカ、中南米、ヨーロッパなどを渡り歩く「流離いの野球好き」。すでに世界各国200を超える球場で野球を観戦してきた。イスラエル野球リーグが開幕すると聞いて、今回も早速現地へひとっ飛び。異国の野球熱を思い切り体感してきた。

※石原豊一氏による北信越BCリーグ開幕時のレポートはコチラ
http://kozo.boxerblog.com/kozo/2007/05/post_4ba1.html

2008-01-22

下っ端編集部員・池田の「早く1軍になりたい!」 第38回

 どうも、下っ端編集部員の池田です。
 東京でも雪がぱらついたりの毎日。
 いや~、本当に寒いですねぇ。
 下っ端はこの寒さに完膚なきまでに叩きのめされ、先週は1週間ずっと『眠れる森の美女』状態でした。
 もちろん、『眠れる森の美女』でいうところの目覚めのチュ~を期待してたんですが、チュ~どころかボクに近づく人は誰一人なく、時間の経過とともになし崩し的に体調が回復していくという悲しい(?)結末を迎えました。
 インフルエンザなんかも流行っているようですので、皆さん、体調を崩さないように注意してくださいね!

P1210001下っ端が初めてプレーした野球ゲーム「プレイボール」。下っ端の部屋で約20年ぶりに発掘された

■下っ端的野球ゲーム
 1月10日に『野球小僧2月号』、18日に『高校野球小僧』と怒涛のリリースラッシュが続いた編集部ですが、先週はホッと一息。
 本当につかの間ではありますが、お休みを頂いたりしました。
 そんなタイミングで見事に風邪を引いた下っ端。
 ろくに動くこともできなかったので、部屋で布団に包まってゴロゴロしていました。
 そんな中で目に入ったのが、年末に某メーカーさんから頂いた野球ゲームのソフト。
 久しくゲームというものから離れていた下っ端ですが、「久々にやってみっか」ということで、スイッチオン!
 …その日以来、ゲホゲホと嘘っぽく咳き込みながらも、1日2時間はコントローラーを握る毎日が続いています。
 
 振り返ってみると、下っ端が初めて出会った野球ゲームはファミコンでもないMSXというハードの「プレイボール」(ソニー)でした。
 幼稚園に入る前だったので、どんなゲームだったかはほとんど覚えていません。
 我が家にファミコンが導入されると同時に出会ったのが、今や「伝説の野球ゲーム」と称される「燃えろ!! プロ野球」(ジャレコ)です。
 このゲームは「4番打者はバントでもホームラン」というようなメチャクチャな設定(それがいいところでもありますが)が有名でした。
 当時4歳くらいの下っ端は本気で「バース(阪神)はバントでもホームランを打てる」と信じ込んだものです。
「燃えプロ」と同時に熱中したのがお馴染み「ファミリースタジアム」(ナムコ)のシリーズです。
 幼稚園児のボクも当然、「ベースランニングよりもアウトになってベンチに帰る時のダッシュの方が速いじゃん!」とツッコミました。
  もちろん、実際の広島投手陣の中に「きたへふ」(当時は4文字までしか表記できなかったので北別府投手がこう表記されていた)を探しました。
 その後も「ベストプレープロ野球」(アスキー)、「ワールドスタジアム」(ナムコ)、その他もろもろの野球ゲームをやってきましたが、なんといっても衝撃的だったのが「実況パワフルプロ野球」(コナミ)シリーズの登場です。
 何しろ、これまでの野球ゲームとは明らかに一線を画す操作方法。
 初めて「パワプロ」をやったのは友達の家でだったのですが、そこで何も知らない下っ端は友達の弟に54対0というアメフト的なスコアで大敗を喫しました。
 友達の弟が操る当時の球界最速男・伊良部秀輝の前にヒットをただの1本たりとも打てなかったことは今でも忘れていません。
 あれから約15年――。
 今でも一部の編集部員やカメラマンさんの間で「パワプロ大会」が開催されています。
 昨年行われた大会では見事に下っ端が最下位でした…。
 ちくしょ~、野球盤なら負けないのになぁ~。
 
 せっかくのオフシーズン。久しぶりに野球ゲームをやってみるのもいいかもしれませんよ。
 皆さんのオススメの、思い出の野球ゲームがあったら教えてください! お待ちしてま~す♪

池田勇樹(いけだ・ゆうき)
▼1983年生まれ、東京都出身。編集部員。右投右打。180センチ90キロ。都立国分寺高から法政大を経て、2006年4月白夜書房にテスト入団。同7月『野球小僧』編集部配属。酒と読書と筋トレをこよなく愛す。思い出の野球ゲームは「タッチ」。おなじみのメロディーに乗って登場するのはタッちゃん、カッちゃん、南ちゃん。なのに「目指せ甲子園」とはならず、敵キャラから南ちゃんを守りつつ、犬を助けていくという謎のアクションゲームとして展開する。野球の要素はゼロ。

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2008-01-21

谷上史朗レポート ナニワのゴジラ奮闘記-第65回-

Ichiro_and_okada_03 2006年4月1日より始まったオリックス・バファローズ岡田貴弘選手レポート。今回で65回目を迎えております。

 大阪・履正社高校時代、その風貌やスケールの大きな打撃がヤンキース松井秀喜選手を彷彿とさせることから、「ナニワのゴジラ」という異名がついた岡田選手。
 2005年の高校生ドラフトで、オリックスに1巡目で指名されて入団。飛躍が期待された2年目は、シーズン前半こそ不調からファーム暮らしが続いたものの、北京で開かれたオリンピックプレ大会で活躍以降、帰国後も好調を維持したままオフに突入。3年目の今季が大変楽しみになってきました。
 そんな「ナニワのゴジラ」が奮闘する姿を、高校生の頃から岡田選手を取材し続けてきたライター・谷上史朗氏の視線でレポートいたします。今回はどんな内容になっているでしょうか?
     

初自主トレ、イチロー&ゴジラ!

 新聞報道を通じ目にした人も多いだろうが、1月17日にイチローと岡田、2人だけの自主トレが実現した。岡田本人には既にその2日前に連絡が取れていて、17日に取材へ行くことが決まっていた。ただ、その時点ではイチローと練習する予定は入ってはおらず、10時から2時間、他の若手らと行うはずだった。
 ところが16日の夕方、「ちょっと時間が4時からに変更になって…」と電話が入った。そこで〈イチロー関係かも〉とピンときた。17日と言えば13年前に阪神淡路大震災が起きた日である。イチローはいつもこの日は神戸で練習をしているからだ。そこで、「イチローの関係?」と聞いてみると「はい、一緒にやることになって…」と言うことだった。
 去年もイチローは何度も神戸で自主トレを行っていたが、岡田が一緒にやることはなく、特に熱心にイチローの練習を見たという話も聞かなかった。逆に〈イチローさんはイチローさんなんで…〉というニュアンスの言葉を聞いたことがあったほど。それが驚きの初タッグである。
 どういう流れで実現したのかと言えば、イチローの練習パートナーを務めている元オリックスの藤本博史の都合がつかず、パートナーを探していたところ、オリックスの広報を通じ岡田に声がかかったのだった。

       

イチロー登場

Ichiro_and_okada_05イチローが練習場に登場。岡田が駆け寄り、まずは挨拶する

 当日は大半の選手が練習を終えたあとの午後4時から開始が予定されていた。球団寮の「青濤館」横にある室内練習場で待機していると、まず開始予定時刻の30分前に岡田が登場した。この時点で主役を待つ室内練習場中の空気はピリッと締まる。岡田の表情も少し緊張して見えた。
 そして午後3時57分、スタッフ3人と共にイチローが登場。すかさず岡田が駆け寄り「岡田です、よろしくお願いします」と挨拶した。すると「無理やりじゃなかった? 大丈夫?」と明るい声のイチロー。そのまま2人はロッカールームで着替え、再登場は16時10分。いよいよ練習が始まった。
 先に言ってしまうと、約2時間の練習中、岡田とイチローが言葉を交わしたのはほんとに数えるほどだった。
 1度目はキャッチボールを始める時。
「俺は離れるから無理しないで。自分のペースで投げてくれたらいいから」と言ったイチローに岡田が「はい」。
 2度目は、イチローの返球の強さに散々驚かされたあと。イチローの「このあとティーやってバッティングね」という声に、おそらく「わかりました」。
 3度目はそのティーの合間に「打っていいよ」とイチロー…。ともかく、その程度の“会話”のみだった。
 何より楽しみだった2人のフリーバッティングは、打撃投手の球を交代に打ち約1時間続いた。
 出だしから芯で「カン」「カン」と捉えるイチローに対し、岡田のスタートは「ガキッ」「ボコッ」「グシャ」という感じが多かった。しかし、3回目あたりから岡田にも快音が響き出し、真後ろで見ていたイチローからも「オッ」「ホーッ」という声が何度か聞こえた。見応えのある、贅沢な競演を途中からは2人の真後ろからじっくり見せてもらった。
 こうして約2時間のトレーニングは終了。その後、まず岡田が記者に囲まれた。

Okada080121練習後、囲み取材に応じる岡田。イチローのバットの出方に関心を示した

記者 どうでした?
岡田 なんていうか、言葉では言い表せないですね。
記者 どこが凄かった、と?
岡田 あのキャッチボールのボールが全然違いました。全然球が落ちないんです。あれがすごいですね。
記者 清原選手は(去年)イチローのボールを受けて手が真っ赤になったと言ってました。
岡田 僕は(グラブの)先で取って痛く無いようにしてたんで大丈夫でした(笑)。
谷上 気持ちも張って疲れたんじゃない?
岡田 あっという間でした。でも、2時間くらいでしたけど結構、アドレナリンが出てたと思います。
記者 イチローのバッティングを見て自分でも取り入れていきたいな、というような点は?
岡田 体の使い方が違いますし、バットの出方も全然違います。アベレージバッターでもパワーヒッターでも関係なく、やっぱりボールを捕える確率を高めないとダメだと思うんで、少しでも近づけていきたいと思います。(イチローは)最短距離でインサイドアウトに出てますよね。
記者 バッティング練習ではいい当たりも多かったと思うけど?
岡田 そうですね。マシン以外で打つのは今年初めてだったんですけど、予想以上にましな打球がありました。
記者 今年はどんなシーズンに?
岡田 去年もオープン戦までは上に帯同させてもらったんですけど、そこまでで…。今年はオープン戦でも結果にこだわって、必死にくらいついていきたいです。
谷上 イチローも高卒3年目210本安打。今年は岡田もその3年目。
岡田 そういう意味でも勝負の年になると思います。
記者 オリックスはこのオフにいろいろ補強をしたけど?
岡田 カブレラがケガをすることだってあると思うし、いつでも出れるように準備しておきたいと思います。

        

気になるイチローの岡田評

Ichiro_and_okada_04岡田の打撃を後ろで見つめるイチロー。帰り際の囲み取材で「ペタジーニみたい」と評した

 岡田の取材が終わってしばらく、着替えを終えて出てきたイチローは足早に出口に向かうと、そのまま表の駐車場へ。そのまま車に乗り込むのか…、と思いきや、そこでストップ。3分足らずの短い時間だったか囲み取材が始まった。
 気になるその内容は…。

記者 岡田選手についての印象は?。
イチロー ペタジー二(元ヤクルトほか)、ペタジー二みたい。
記者 岡田選手は将来の4番候補と期待されて、パワーがあるバッターです。
イチロー それは見てすぐにわかった。でも、(打撃投手相手に打つのは)今日が初めてっていうのにすぐに対応していってたからセンスもあるよね。
谷上 岡田はイチローさんのバットの出方に一番関心をしていましたが、イチローさんから見て、岡田のバッティングがどう見えたのか、気になる点などありましたか?
イチロー それはわかんないよ。だって見たのは今日が始めてだから。だけど2時間でも一緒にやるとやっぱり情もわくし、頑張ってほしいよね。
記者 オリックスの若手とまたやってみようという思いはありますか?
イチロー こっちからお願いします、ですよ(笑)

 このあとももう少しあったが、ザッとこんな言葉を残しイチローは迎えの車へ乗り込み、足早に去っていった。イチローの岡田を語る言葉からは“好意”を感じたが、練習中の2人の間には距離があった。岡田がイチローに積極的に近づくことはなく、記者から「次も機会があったらパートナーに立候補したい?」と聞かれ時は「勘弁して下さい」と冗談っぽく返していた。そんな反応も含め、岡田らしいと言えば岡田らしいと見ていたが、その後、展開があった。

         

イチローの指摘に気になったのは…

Ichiro_and_okada_02この日以後も、岡田はイチローと練習。貴重な日が続いた

 実はこの翌日からもイチローと岡田は一緒に練習することになり、新聞ではいきなり「塾生」なんて書かれていた。その3回目の20日、フリー打撃の合間に岡田がついにイチローへアドバイスを求めに行ったと言う。デイリースポーツの記事をまとめるとこんな感じだ。
 「僕のバッティングの悪いところは…」と意を決して近づいた岡田に対しイチローは「悪いところは誰にでもある」と前置きした上でこう言ったそうだ。

「一番悪いのは打ちに行く時に左肩が前に突っ込むところ。下と上のバランスがバラバラになっている。それがない時はいいスイングだよ」

 左バッター岡田の左肩が突っ込むとは、開きが早くなり、バットも外回りするという指摘だろう。岡田がイチローに関心していたインサイドアウトの軌道も左肩が先行しては無理なスイング。事実、イチローと交互に打っていた岡田のスイングを真後ろから見ていると、イチローのように内から絞り込んでいくような形は感じなかった。
 この左肩の突っ込み、早い開きについてひとつ思ったのが前回書いた目のことだ。その時にも登場してもらった田村智則先生から聞いた話を思い出した。「例えば、左バッターで左目でボールを見よう、見ようとする意識が強いと、顔が回りやすく、それが体の開きにつながることがある。体をいくら開かないようにしようと頭で思っても、見ようと思えば思うほど、顔は正面を向きやすくなる」という話だ。

Ichiro_and_okada_01イチローは岡田のスイングが時折左肩が突っ込むことを指摘。3年目の台頭に向け、大いなるきっかけとなってほしい
 これには効き目がどっちかという問題や、右と左の視力のバランス、あるいは個人による目の使い方の特徴も大いに関係してくる。例えば、現役時代の落合博満(中日監督)に代表されるように、足の置き方をオープンにし、構えた時から顔を投手へ向けておくのは、両目でボールを見ようとする意識の高いバッター心理と関係するのかもしれない。
 技術そのものの問題もあるだろうが、目の機能がこれまでの岡田のバッティングフォームに少しでも関係していたとすれば…。今度のレーシック手術(近視矯正)によって、これまで身についてしまっていた悪癖が出にくくなるなるかもしれない。改めて一度、本人に目の話をじっくり聞いてみたい。
 また、もうひとつ。今回のイチローとの自主トレで僕が感じ、岡田に見習ってほしい点も書いてお