アジア野球情報~台湾編
セ・リーグでは中日ドラゴンズが優勝を決め、パ・リーグはプレーオフ第2ステージに突入! 列島を熱狂させているプロ野球ですが、野球が盛り上がっているのは日本だけではありません。台湾、韓国でもポストシーズンの熱い戦いが繰り広げられています!
11月9日から始まるアジアシリーズに向け、今後、『野球小僧編集部ログ』でも、アジア情報を頻繁にお届けしていく予定です。今月下旬からはスペシャルな企画もご用意しておりますので、お楽しみに!
今日は、ヤンキース・王建民の大活躍でものすごいフィーバーを見せている台湾を特集。国内リーグはどうなっているのでしょうか?
<台湾国内リーグ戦況>
13日から台湾プロ野球(CPBL)ではプレーオフが行われます。前後期制(50試合ずつ計100試合)でシーズンを行っている台湾ですが、今年は前後期ともにLa New ベアーズが優勝しました。そして、La Newは総冠軍戦と呼ばれる台湾シリーズ(7戦4勝制)に無条件で出場。そして、そのLa Newの対戦相手として台湾シリーズを戦う資格を争うのが、13日から始まるプレーオフ(季後賽)。年間勝率2位の統一ライオンズと3位の興農ブルズ(昨年アジアシリーズに出場しました)が5戦3勝制で戦います。
優勝したLa NewはCPBLに加入した一昨年は前期最下位、後期5位で年間最下位となり、昨年前期には5位と7ゲーム差の最下位に沈みました。しかし、後期には巻き返し、後期1位の興農と0.5ゲーム差の2位に進出。そして、今年はメジャー帰りの大砲・陳金鋒を獲得し、150キロ右腕・黄俊中も入団。陳金鋒は打率.317(4位)、本塁打21(2位)、打点81(打点王)と期待通りの大活躍で強打線を引っ張り、黄俊中はリリーフとして投手陣を支えました。新戦力が機能し、昨年は7勝の呉偲佑が17勝で最多勝を獲得するなど既存の戦力の底上げもありました。
このLa Newと台湾シリーズを戦うチームは総合力の興農、前期は17連勝してLa Newに0.5ゲーム差まで迫った統一どちらなのか? そしてアジアシリーズに進出するチームは? まだまだ目が離せません!
<国内リーグ順位表>
★前期成績
| 順位 | チーム名 | 勝 | 負 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
| 1 | La New | 30 | 19 | 1 | .612 | ― |
| 2 | 統一 | 28 | 18 | 4 | .609 | 0.5 |
| 3 | 興農 | 25 | 23 | 2 | .521 | 3 |
| 4 | 誠泰 | 24 | 24 | 2 | .500 | 1 |
| 5 | 兄弟 | 20 | 29 | 1 | .408 | 4.5 |
| 6 | 中信 | 17 | 31 | 2 | .354 | 2.5 |
★後期成績| 順位 | チーム名 | 勝 | 負 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
| 1 | La New | 32 | 15 | 3 | .681 | ― |
| 2 | 中信 | 25 | 20 | 5 | .556 | 6 |
| 3 | 誠泰 | 24 | 26 | 0 | .480 | 3.5 |
| 4 | 興農 | 23 | 26 | 1 | .469 | 0.5 |
| 5 | 統一 | 20 | 27 | 3 | .426 | 2 |
| 6 | 兄弟 | 20 | 30 | 0 | .400 | 1.5 |
★年間成績
| 順位 | チーム名 | 勝 | 負 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
| 1 | La New | 62 | 34 | 4 | .646 | ― |
| 2 | 統一 | 48 | 45 | 7 | .516 | 12.5 |
| 3 | 興農 | 48 | 49 | 3 | .495 | 2.5 |
| 4 | 誠泰 | 48 | 50 | 2 | .490 | 0.5 |
| 5 | 中信 | 42 | 51 | 7 | .452 | 3.5 |
| 6 | 兄弟 | 40 | 59 | 1 | .404 | 5 |
<タイトル>
■首位打者
打率.349 陳冠任(兄弟エレファンツ)
■本塁打王
24本塁打 張泰山(興農ブルズ)
■打点王
81打点 陳金鋒(La Newベアーズ)
■盗塁王
27盗塁 余賢明(興農ブルズ)
■最多勝
17勝 呉偲佑(La Newベアーズ)
17勝 林恩宇(誠泰コブラズ)
■最優秀防御率
防御率1.73 林恩宇(誠泰コブラズ)
■最多奪三振
209奪三振 林恩宇(誠泰コブラズ)
■セーブ王
17セーブ 郭勇志(興農ブルズ)
17セーブ 曾翊誠(統一ライオンズ)
昨年、新人ながら5つのタイトルを手にした林恩宇は下位に沈んだチームの中にあって孤軍奮闘。WBCでも好投を見せ、台湾のエースとして存在感は発揮したシーズンでした。
★中華職棒公式HP
http://www.cpbl.com.tw/
※もちろん中国語ですが、台湾では繁体字(日本と同じような漢字)が使われているため、意外と内容が理解できます。
記録統計というコーナーには各選手の成績なども掲載されているので、アジアシリーズ前にはチェックしても面白いかもしれません。
<写真>
上・台湾人野手初のメジャー経験者となった陳金鋒(写真提供:職業棒球)
中・今季は最多勝、防御率3位と大活躍! エースに成長した呉偲佑(写真提供:職業棒球)
下・雨で日程が順延すると来る日も来る日も投げ続けていた林恩宇。日本のプロ球団も視察に訪れている好投手です
(編集部・アジア野球班)


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