祝・秋の大学野球シーズン開幕!~東都大学リーグ2部の試合をレポート~
全国各地で秋の大学野球のシーズンが開幕しています。早速、神宮第二球場で行われた東都大学リーグ2部の試合を見てきました。東都大学リーグは“2部”と言えども、かなりの高レベルの試合を見ることができます。「1部より、2部の方が面白い!」と言われることもあり、入れ替え戦への挑戦をかけて、熾烈な戦いが繰り広げられています。今回レポートするのは、9月5日に行われた国士舘大対立正大の一戦です。
▼国士舘大が連勝で勝ち点1!
国士舘大は、今春から系列の国士舘高前監督の永田昌弘氏が監督に就任。ユニフォームも以前の青を基調にしたものから、付属校の国士舘高と同様のこげ茶色にチェンジしました。春のリーグ戦は4位に終わりましたが、1部に昇格する力は十分に持っています。
対する立正大は、この春、入れ替え戦で國學院大に敗れて、2部に転落。メンバーも大きく入れ替わり、1シーズンでの1部返り咲きを狙っています。
この対決、4日に行なわれた初戦は国士舘大が先発・岡本洋介投手(3年)が2安打1失点の好投でものにしました。
そして、この日が第2戦です。1点を追う国士舘大は2回、三瓶雄次選手(2年)のタイムリー三塁打などで5安打を集中し、一挙4点を奪って逆転に成功しました。一方の立正大も意地を見せ、4回に3点を挙げて同点とすると、5回には神野達哉選手(1年)のタイムリー二塁打で1点を勝ち越し。さらに7回にも2点を追加し、立正大の2点リードで終盤を迎えました。それでも粘る国士舘大は9回、2死から三瓶の本塁打などで大量6点を奪い再逆転。その裏、立正大は2点を返すも、反撃もそこまで。打撃戦を制した国士舘大が連勝で勝ち点1を挙げました。
▼注目の2年生選手!(1)~大型本格派右腕、三田智仁投手~
この試合では2人の2年生選手の活躍が目に付きました。立正大・三田智仁投手、国士舘大の三瓶雄次選手です。両選手とも『野球小僧』では高校時代から注目してきた選手たち。2004年の『野球小僧12月号』を調べてみると、三田投手(当時湘南学院高)は「充実の下半身から最速147キロに。勝負所での踏ん張りあれば怖い投手になれる素材」、三瓶選手(当時横浜隼人高)は「死球骨折中の筋トレでチーム1の快足に長打力がアップ。今夏は4番でシャープな打」とあります。
三田投手はこの日がリーグ戦の初登板。それもランナーを背負ってピンチの場面での登板でした。しかし、まったく物怖じした様子がなく、むしろ“堂々”という言葉が当てはまるピッチング。183cm87kgというガッチリとした恵まれた体格から、力強いボールを投げ込みます。球種は、ほとんどがストレート。低めにズバッと決まる速球は、打者のバットがまったく出ませんでした。リリースの瞬間、「オリャー!」という雄叫びを上げ、この回のピンチを三振で切り抜けると、続く3回も無失点に。高校時代から期待された本格派右腕としての素材の良さに加え、精神面の強さも加わって、この先、すごく楽しみな投手のデビュー登板でした。
▼注目の2年生選手!(2)~打棒爆発の三瓶雄次選手~
一方、三瓶選手は6番ファーストで先発出場。2回に右中間へのタイムリー三塁打、9回には2ラン本塁打を放ちました。初戦とこの日の2試合通算で9打数7安打5打点と勝利に貢献しました。三瓶選手のバッティングを見ていると、投手の投げたボールがバットに吸い込まれて飛んでいく感じです。体重移動が少なく、ボールを最後まで引きつけ、鋭いスイングスピードで打球を飛ばしていきます。このバッティングを1シーズン維持することができれば、かなりの高打率を維持することができるのではないでしょうか?
三瓶選手以外にも国士舘大には、注目選手がそろっています。なかでも、1年生ながら4番を任されているのが正木修平選手。神戸国際大付時代は3年春の選抜で主砲としてベスト4進出に貢献。この日は3打数無安打に終わりましたが、バッターボックスでの風格は十分なもの。今後も注目していきたい選手です。
▼1部リーグを目指しせめぎあう東都大学2部リーグ!
2部リーグには、他にも注目投手・竹間英介投手(3年)を擁する東京農業大、名門の専修大、1部復帰を目指す強豪・中央大、上位を狙う大正大がひしめき合い、今季も熱い戦いが期待できます。神宮球場で東都の1部リーグを見る際には、ぜひ第二球場にも足を運んでみてください! きっと面白い選手や逸材と出会えると思います。
★東都大学2部リーグ試合結果
<9月5日>
大正大●1対10○専修大
国士舘大○10対9●立正大
★東都大学野球連盟公式HP
http://www.tohto-bbl.com/
★国士舘大硬式野球部公式HP
http://www.k2.dion.ne.jp/~k-bbc/
<写真>
上・湘南学院高校時代から期待された逸材・三田智仁投手(立正大)
下・1年生ながら4番に座る正木修平選手(国士舘大)
(編集部・栗山)

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みなりんさま
コメント、ありがとうございました。
三田智仁投手は、高校時代から、全体的にスケールアップしている感じでした。
迫力のあるピッチングで、東都大学リーグを盛り上げてくれることを期待しています。
みなりんさんも、ぜひ、生で見てください。編集部でも観戦した際には、またレポートしたいと思っています。
投稿: 野球小僧編集部 | 2006-09-12 21:19
いつも楽しくチェックさせていただいております。
三田智仁君は立正大に進学していたんですねー。
湘南学院時代に注目を集めたピッチャーと記憶しているのですが、当時のサンスポの進路先では「青森大学」と書かれていたので、てっきり北東北だがんばっているのだと思っておりました。
立正大とかで頑張っている方が、案外目立たなくていいかもしれませんね。
でも、数年後のドラフトの目玉になると私は読んでおります。
投稿: みなりん | 2006-09-12 16:11