都市対抗野球大会第7日目試合結果&レポート
25日、第77回都市対抗野球大会(25日より12日間/東京ドーム)がついに開幕しました。今日7日目からは、いよいよ2回戦が始まります。果たしてどのチームがベスト8へと駒を進めるのでしょうか? 7日目の結果とイチオシゲームのレポートをご覧下さい。(組み合わせはコチラ!)
第1試合 ヤマハ(浜松市) 5対4 日本生命(大阪市) ※延長10回
4対4の同点で迎えた延長10回、9番・松尾知之選手のタイムリー三塁打でヤマハが接戦をものにしました。
<投手リレー>
ヤマハ:石井-小西(東海REX)-鈴木裕
日本生命:下野輝-矢田(デュプロ)-下敷領-土井
<本塁打>
湯浅(王子製紙)1号2ラン(ヤマハ)
第2試合 JR東日本(東京都) 3対2 NTT東日本(東京都)
7回にJR東日本の1番・石川寛行選手が勝ち越しとなるソロ本塁打をライトスタンドへ。そのまま逃げ切り、東京都対決を制しました。
<投手リレー>
JR東日本:小林-和多-森福(シダックス)
NTT東日本:上野-木城-黒田
<本塁打>
石川1号ソロ(JR東日本)
★今日のイチオシゲーム
第3試合 日産自動車(横須賀市) 9対5 トヨタ自動車(豊田市)
▼白熱の自動車会社対決は日産に軍配!
この日の第3試合は、本業でも争っている企業同士の対決。それだけに、応援も盛り上がり、「勝つところを見に来たんだぞ!」、「トヨタには絶対に負けるな!」と試合前から選手たちに熱い声援が飛んでいました。
初回、日産自動車は2死から3番・吉浦貴志選手が四球を選ぶとすかさず盗塁を決め、エラーもからめて2死三塁のチャンスを作りました。そして、4番の小山豪選手がタイムリーを放ち1点を先制。しかし、その後はトヨタ自動車先発の服部泰卓投手も立ち直り、140キロ前半の速球を駆使し、中3日とは思えないほどのピッチングを披露。対する日産自動車先発の高崎健太郎投手も、序盤のピンチを切り抜けると、落ち着きを取り戻しました。
1対0で迎えた5回、日産自動車の打線が爆発します。2死一、三塁から四之宮洋介選手のタイムリーで1点を追加すると、それを口火に、岡義雅選手がセンターオーバーのタイムリー二塁打。ここで、トヨタ自動車は菊地正法投手(東邦ガス)をマウンドに送ります。菊地投手は制球がよく、丁寧な投球が特徴の好投手。しかし、この日は相手が悪かったとしか言いようがありません。ボール自体は低めに行っていたものの、社会人野球屈指の打撃技術を持つ吉浦選手がセンターオーバーのフェンス直撃タイムリー二塁打を放つと、続く小山選手は右中間スタンドに突き刺さる2ラン本塁打。日産自動車はこの回、長短5連打で一挙6点を奪いました。続く6回にも2点を追加。この時点で9対0と、大差をつけました。
しかし、トヨタ自動車も東海地区の第1代表としてこのままでは終われません。7回に好投を続けていた高崎投手から、東忠克選手(三菱重工名古屋)の3ラン本塁打で3点を奪うと、9回には、廣瀬栄作選手のソロ本塁打で1点、そして1死満塁から押し出し四球で1点を奪い、ついに4点差に。なおも満塁の場面で、打席には4番・山井晃男選手。しかし、山井選手はショートへの併殺打に倒れ、試合終了。日産自動車がトヨタ自動車の猛烈な追い上げから逃げ切り、ベスト8へ駒を進めました。
▼完全復活! 高崎健太郎投手
打線の援護を受けて、8回3失点という好投を見せた日産自動車先発の高崎健太郎投手。昨夏の都市対抗では高卒2年目ながら、主力投手として日産自動車を準優勝に導く大活躍。また、日本代表としても活躍し、2006年ドラフトの目玉として世間を騒がせました。しかし、昨秋に右ヒジを故障してからは成績もふるわず、完全復活が待たれていました。
先発マウンドに立ったこの日は初回に2者連続の三振。球威が自慢のストレートは自己最速の150キロを記録し、常時140キロ中盤。セットポジションからでも変わらぬ球威を発揮します。高崎投手は、数字の上では176センチと決して大柄ではありませんが、調子がいいときは胸を張って、堂々とマウンドに立っているので、数字以上に身長が高く見えます。この試合でもやっぱり、大きく見えました。
初回には2死から一、三塁、2回にも走者を三塁に進めるなど、ピンチが続きますが、焦っている様子はありません。ストレートは高めに浮いてはいるものの、タテのスライダーやフォークなど速い変化球をうまく織り交ぜる南貴之捕手の好リードもあり、6回までトヨタ自動車打線を無得点に抑え込みます。7回には東忠克選手(三菱重工名古屋)の3ラン本塁打で3点を失ったものの、後続を断ち、8回も得点を許さずに降板。ベンチでの応援に回り、日産自動車の勝利を見届けました。
試合後、高崎選手は「球は上ずっていましたが、自分なりの投球ができたと思います。ある程度、思ったところに決まりましたし、点を取られた回以外は、納得できる投球でした」と復活の投球に満足げな表情を浮かべました。「点を取られた回の後に点を取られなかったことが成長」という久保恭久監督の言葉を聞かされると、「自分でもそれは課題だったので…」とうなずき、「今日は最後の粘りがききませんでしたが、状態はもう100パーセントです。続けて投げても大丈夫です」とフル回転宣言。主力投手が復活し、昨年果たせなかった優勝を成し遂げることができるのか? 日産自動車に要注目です!
<投手リレー>
日産自動車:高崎-片岡(新日本石油)-青木
トヨタ自動車:服部-菊地(東邦ガス)-佐竹-三次-上野
<本塁打>
小山1号2ラン(日産自動車)、東(三菱重工名古屋)1号3ラン、廣瀬1号ソロ(トヨタ自動車)
<写真>
上・マウンドでは大きく見える! 高崎健太郎投手(日産自動車)
(編集部・社会人野球班)

























今の岡田に必要なのは、とにかく多くのゲームに出場すること。今後の出番増加いに期待したい

