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2006-07-29

甲子園予選レポート~27日茨城準々決勝

Okano 茨城大会は明日30日にいよいよ決勝を迎えます。その前の7月27日に水戸市民球場で行われた準々決勝の試合を観戦してきましたので、その模様をレポートします。

▼左腕エースの活躍で霞ヶ浦が快勝
 第1試合の霞ヶ浦vs下妻二戦は、霞ヶ浦が9対2の7回コールドで、同校初のベスト4進出を決めました。その立役者は、エースの岡野諒投手(3年)です。ここまで、全試合に登板し、1人で投げ抜いているタフネス左腕。この日も、キレのあるストレートと変化球をズバズバと投げ込み、全く危なげのない投球で7回を2失点完投しました。細身ながら体全体を使う大きなフォーム。さらに、内外角のコーナーワークが抜群。そのフォームとクレバーな投球に大きな魅力を感じました。
 一方、一昨年の夏の甲子園に出場した下妻二は1番・塚田大貴選手(3年)が5回に一発を放つなど、粘りを見せたものの、無念の7回コールド負けとなってしまいました。

Yamada_1 ▼二枚看板投入もつくば秀英敗れる!
 続く第2試合は、つくば秀英vs常総学院の対戦。つくば秀英は、背番号1をつけた埜口卓哉投手(3年)山田大樹投手(3年)の二枚看板で快進撃を続けているチームです。試合巧者の常総学院との対決に注目が集まりました。 
 つくば秀英は3回に相手のミスで1点を先制。この日、先発マウンドを任された山田投手は190センチ95キロという迫力の体格の持ち主。その体格をフルに生かして投げおろす140キロ近いストレートは、破壊力満点。序盤はそのストレートを武器に、常総学院打線を抑え込みます。しかし、5回に1点を失うと、さらに7回に勝ち越し点を許した場面で無念の降板。もう1人のエース・埜口投手にマウンドを託します。
 後を継いだ埜口投手は、サイドからの速くて重いストレートを武器にする右腕。7回のピンチを三振で切り抜けると、続く8回もピシャリと抑え味方の反撃を待ちます。しかし、最後はあと一歩及ばず、1対3で敗れました。

▼二枚看板は補い合って、急成長! 
 試合後、山田投手と埜口投手に話を聞くと、「もちろんライバルです。しかし、チームが勝つために、二人が足りないものを補ってきた結果、これだけ成長することができたんだと思います」と、口を揃えて語ってくれました。また、今後については、2人とも「大学で野球を続けたい」とのこと。今後も、1つ高いレベルの野球で切磋琢磨し、お互いに高め合ってほしいです。

Sato_1▼練習でも見たことない、スーパーキャッチで勝利確信!
 接戦を制し、いよいよ甲子園まで、あと2つと迫った常総学院。持丸修一監督が、この試合のターニングポイントとしてあげたのが1対1の同点で迎えた7回の守備でした。ピンチでレフトの佐藤宏憲選手(2年)がスーパーダイビングキャッチ。これで流れが大きく常総学院に傾き、その裏の攻撃で2点を勝ち越しました。「あんなプレー、練習でも見たことないですよ。前なんかは、ああやってダイビングして、三塁打にしちゃったんだから。でも、今日は普段以上のプレーを見せてくれて、あの瞬間、これは勝てると手応えを感じました」。まさに、劣勢のチームを勇気づけるプレーで勝利を呼び込みました。
 そして、次の試合に向けては、「ピッチャー陣がだんだん精神的に強くなってきました。今日の試合で、1点を取る難しさと重みを知ってくれたと思います。相手チームを見るのではなく、自分のチームを見て、最後までピシっとやることをやっていきます」と、今日の苦しい試合を勝ち抜いた選手たちの成長に満足そうな表情を見せてくれました。
 全国優勝を成し遂げた2003年以来の夏の甲子園出場はなるのでしょうか? 今後の常総学院の戦いにも注目したいです!

◎試合結果
7月27日 茨城準々決勝 (水戸市民球場)
第1試合
霞ヶ浦○9対2●下妻二(7回コールド) 
第2試合
常総学院○3対1●つくば秀英

▼準決勝は常総学院と水戸桜ノ牧が勝利
 そして、翌29日の準決勝は第1試合で注目だった常総学院が霞ヶ浦に圧勝。第2試合は接戦の末、水戸桜ノ牧が勝利し、決勝進出を決めました。
 元阪神、ダイエーで活躍した大野久監督率いる東洋大牛久は惜しくも決勝進出ならず。取手二時代に監督-選手の関係にあった常総学院・木内総監督との「決勝での師弟対決」は夢と消えました。
 しかし、水戸桜ノ牧は、昨秋の茨城県大会準決勝で2対1とクロスゲームを演じており、楽しみな1戦には違いありません。
 決勝戦は明日30日13時に水戸市民球場にてプレーボールです。

◎試合結果
7月29日 茨城準決勝 (水戸市民球場)
第1試合
常総学院○9対0●霞ヶ浦 
第2試合
水戸桜ノ牧○3対2●東洋大牛久

★【ブログ版】夏の高校野球の歩き方~東日本編(注目選手はこちらでチェック!)
http://kozo.boxerblog.com/kozo/2006/06/post_5fa4.html

★茨城県高野連ホームページ
http://www.ibaraki-hbf.com/

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49地区の展望や、最新の有望選手リストもあります。目次はコチラ

<写真>
上・無尽蔵のスタミナで完投した岡野諒投手(霞ヶ浦)
中・常総打線を苦しめた山田大樹投手(つくば秀英)
下・スーパーキャッチでチームを救った佐藤宏憲選手(常総学院)

(編集部・保泉)

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