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2006-05-28

神奈川大学リーグレポート~激戦を制し、関東学院大が優勝!

 熱い戦いが続いていた神奈川大学リーグもついに優勝校が決定しました。27日、首位の関東学院大は、1勝1敗1分けで迎えた、勝てば優勝、負ければプレーオフという神奈川大4回戦で勝利。3季連続49回目の優勝を決めました。今季は、リーグ戦の最後の1試合まで優勝の行方が分からないという激戦続きのシーズンでした。
 これまで神奈川大学リーグは、関東学院大、神奈川大、横浜商科大の「3強」が強さを発揮してきました。ところが、近年は神奈川工科大、鶴見大などがメキメキとパワーアップ。さらに2部リーグには、今季から水戸短大付高校で監督として甲子園経験のある齊藤博久監督が率いる桐蔭横浜大が加盟。今後、ますます注目を浴びそうなリーグなのです。
 そんな「“新”戦国ムード」の気配がただよう神奈川大学リーグは横浜スタジアムで行われる24日、25日が最終節でした。関東学院大が勝ち点を挙げれば優勝が決定するという大一番の最終節、24日に行われた関東学院大vs神奈川大横浜商科大vs神奈川工科大をレポートします。

Uchida ▼本格派右腕vs変則右腕の対決は…
 関東学院大の先発は注目の内田徹投手(3年)。神奈川大は岩崎誠一郎投手(4年)でした。
 内田投手は昨秋のリーグ戦で最優秀選手賞を受賞した好投手。力のある真っすぐが印象的な本格派投手です。対する岩崎投手は、昨秋、ベストナインを獲得。アンダースローのような投球動作ながら腕はサイドから出てくる、という変則右腕です。タイプの全く違うエース同士の対戦でした。
 試合は、関東学院大が初回に2点を先制。内田投手は3回までをパーフェクトに抑え、神奈川大打線につけいる隙を見せない投球を披露します。しかし、4回2死から槙原昌弘選手(4年)にセンター前ヒットを許すと、その後、2者連続四球。初安打に動揺したのか、制球が乱れます。次の回にも2死から四死球などでピンチを迎え、得点は奪われなかったものの、序盤の内田投手とは別人のようです。
 関東学院大は5回表に2点を追加し、粘り強く投げ続けていた岩崎投手をマウンドから引きずりおろしますが、6回には内田投手が二塁打を2本打たれ、2死を取ったところで早めの降板。それが裏目に出て、一挙5点を奪われ逆転されてしまいます。
 しかし、次の回に関東学院大も1点を返し、同点のまま9回へ突入。両チームとも0点に終わると、3時間制限ルールで延長戦なしの引き分けとなりました。
 その後、関東学院大は翌日に勝利し、優勝に王手をかけましたが、27日に敗北。最終決戦となった28日に雨が降り続く悪天候の中での熱戦を5対2で制して、リーグ優勝を手中に収めました。

Iwanaga ▼大学選手権に向けて
 投手力のチームと言われる今季の関東学院大。エース・内田投手は24日の試合こそ6回で降板したものの、28日は2失点完投の好投を見せてくれました。リリーフ陣も揃っていて、投手陣は万全。昨年に比べると、打線は小粒な印象がありますが、最終節では目覚めてきた兆しが見えました。大学選手権は各大学の好投手が集ってくるだけに、打線の爆発に勝利がかかってきそうです。
 そんな関東学院大打線のキーマンに推したいのは、24日の試合で関東学院大の8本の安打のうち、4本を稼いだ岩永雅大選手(4年)。俊足の3番打者で、チャンスメークもできれば、打点を稼ぐこともできます。昨秋はチームトップの打率.326を記録。シュアなヒットメーカーで、三振はなんとたった1つ! 注目の好打者です。
 
▼フレッシュパワーで神奈川大が粘る!
 この春のリーグ戦は最終的に3位で終了した神奈川大。1つでも負けると優勝の可能性がなくなってしまう24日の試合では下級生がスタメンに3人、代打でも2人登場したフレッシュ打線でした。
 一挙5点を奪った6回は、田頭寛大選手(4年)の二塁打でチャンスを作ると、1年生の田母神浩平選手小林亮選手のタイムリー二塁打などで勝ち越しに成功。新入生たちが負けられない一戦で力を発揮してくれました。
 リリーフで登場した千葉政秀投手もまだ2年生。横浜高校では涌井秀章投手(西武)の2番手投手として活躍しました。大学で腕を磨き、来年はエースへと大きな期待をかけられています。
 神奈川大は25日に敗北し、この時点で優勝はなくなりました。しかし、翌26日にはサヨナラ勝利を収め、27日には5点リードされた9回に2点を奪う粘りを見せました。下級生が頑張っているチームだけに、これからグングン実力を伸ばしてきそうです!

Aragaki ▼秋に期待! 横浜商科大
 24日の2試合目は横浜商科大vs神奈川工科大。横浜商科大が1敗でもすれば優勝の可能性が消滅するだけに、試合前は緊張感がみなぎっていました。しかし、試合が始まると、両校ともエラーが続発…。緊張しすぎてしまったのでしょうか?
 この試合、横浜商科大の先発は新垣勇人投手(3年)でした。国士舘高校では、エースとして活躍、甲子園にも出場した投手です。國學院久我山高校出身の関東学院大・内田投手とともに、東京の高校野球ファンには少し懐かしい名前かもしれません。
 新垣投手は高校時代に比べると、体が一回り大きくなり、特に下半身がしっかりした印象。キレのあるスライダーが効果的で、神奈川工科大打線を1点に抑えました。
 横浜商科大は翌日の試合にも勝利し、勝ち点4でシーズンを終えました。関東学院大が神奈川大から勝ち点を取ったことで、プレーオフに持ち込むことはできず、2位が確定。しかし今季は、優勝した関東学院大に1勝し、関東学院大を苦しめた神奈川大にも連勝で勝ち点を奪い、実力は見せつけました。打線は強力で、磐石のエースもいるだけに、秋は期待したいチームです。

▼白熱の応援合戦!
 24日に試合が行われた4校はそれぞれ応援も盛り上がっていました。全国大会では、応援団・チアリーダー・吹奏楽・一般学生が揃い、東京六大学の応援団にも負けないほどの応援を展開する神奈川大もこの日は平日のせいか、吹奏楽が欠席。それでも、ラジカセで音楽を流し、応援団とチアリーダーが声を張り上げていました。
 他の大学は部員と一般の方しかいなかったものの、関東学院大は東京ヤクルトスワローズの名物・東京音頭&傘振り応援で盛り上げ、神奈川工科大はロッテ風に応援。横浜商科大はノリがよくて元気いっぱい!
 応援団、チアリーダー、吹奏楽が整然と応援している大学ももちろん魅力的ですが、部員の応援にも注目すると面白いですよ。
 特に大学選手権は、全国から大学が集まるので、ノリのいい応援をどんどん吸収しながら、勝ち進んでいく大学もあります。四死球の時に部員が歌う「♪ま~いどまいど、まいどでまいど」は、大学選手権で広まり、各大学が地元のリーグ戦に持って帰ったためか、色々なリーグで耳にするようになりました。
 大学選手権に出場が決まっている大学では、国際武道大の柔道応援、阪南大のノリ(2年前にはアイスのガリガリくんのCMソングで応援していました…)に注目です!

Tokyoondo_2★神奈川大学リーグ戦試合結果

<5月24日>
関東学院大5対5神奈川大
横浜商科大○2対1●神奈川工科大

<5月25日>
神奈川工科大●0対1○横浜商科大
神奈川大●3対8○関東学院大

<5月26日>
関東学院大●4対5○神奈川大

<5月27日>
神奈川大●2対5○関東学院大

※関東学院大は3季連続49回目の優勝!

★関東学院大硬式野球部公式HP
http://homepage3.nifty.com/shinkmr/baseball/

<写真>
上・関東学院大のエース・内田徹投手(関東学院大)
中上・打線を引っ張ってほしい岩永雅大選手(関東学院大)
中下・高校時代の同級生で現在青山学院大の久古健太郎投手との投げ合いをいつか見たい! 新垣勇人投手(横浜商科大)
下・関東学院大の傘振り応援。東京でもなければ、ヤクルトに出身選手もいないのに何故…?

(編集部・新井)

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コメント

書き込みありがとうございます。

神奈川大は、強豪校の2番手投手や、4番ではなかった選手が目立ちますが、レベルの高いライバルを身近で見てきたせいか、モチベーションが高い印象です。
大学野球では主役になれるよう頑張ってほしいですね!

おお、我が母校、神奈川大学も頑張ったのですね!
僕が神奈川大学を知ったのは渡辺投手がダイエー(当時)に指名されたことがきっかけでした。
またプロ入りするような若い選手が出てきて欲しいです。

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