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2006-05-03

群馬県春季大会レポート ~投打の好選手に注目!~

 4月30日に高崎城南球場にて春季群馬県大会準々決勝を観戦してきました。一昨年は星秀和(前橋工高→西武)、昨年は相澤寿聡(太田市商高→広島)に細谷圭(太田市商高→ロッテ)と立て続けに好選手をプロに輩出している群馬県。そんな先輩に続けとばかりにプロ入りを狙う有望選手たちをチェックしてきました。

Usuda ▼群馬屈指の強打を誇る内野手・臼田竜介(東農大二高)
 第1試合の東農大二高-前橋高戦では、東農大二高の臼田竜介内野手(3年/179センチ77キロ/右投右打)に注目してみました。昨夏に太田市商高・相澤寿聡投手からフェンス直撃打を放つなど、猛打で脚光を浴びた選手です。
 ところが、臼田選手のこの大会での背番号は「15」。ポジションも本来のショートではなく、サードを守っていました。東農大二高・鎌田康彦監督によると今春まで腰の状態が悪く、春の大会も何とか調整が間に合ったのだとか。
 そんな万全にはほど遠い状態ながら、試合では持ち前の打棒が炸裂。1打席目でカーブを引きつけてライト前へ運ぶと、四球を挟んだ3打席目にはやや詰まりながらも深い左中間フェンスを直撃する二塁打。5打席目には満塁から走者一掃となるセンターオーバーの適時二塁打を放ち、4打数3安打3打点の大活躍。昨秋の群馬県大会準優勝校・前橋高を16ー4(7回コールド)で破る立役者となりました。
 鎌田監督によれば、「変化球を呼び込んで打てる懐の広さは高校生ばなれしています。腰が完治してスイングスピードが上がってくれば、もっと打球が伸びてスタンドインが増えるでしょう」とのこと。これからも目が離せません。
 なお、敗れた前橋高のエース・小泉健太投手(3年)も昨秋痛めた腰痛が完治せず、この日も2回3失点で降板。臼田選手、小泉投手とも夏には万全な状態でのプレーが見られることを楽しみにしたいと思います。

Kenmochi ▼長いリーチがしなる長身サイド・剣持英俊(前橋工高)
 第2試合の明和県央高-前橋工高戦では、前橋工高の長身サイド・剣持英俊投手(3年/183センチ72キロ/右投左打)をチェック。体全体の線の細さは気になりましたが、見るからに柔らかそうな細長い腕のしなりは見事でした。目測で常時130キロ台前半の速球はキレが素晴らしく、詰まったり差し込まれる打者が続出。変化球はスライダーとカーブに落ちる球があるようですが、ピッチングの基本線はあくまで真っすぐ。ベスト8まで勝ち上がってきた明和県央高打線を7安打7奪三振1失点に抑え、完投しました。
 試合後、前橋工高・貫井雅人監督に剣持投手について聞くと、「まだ下半身が弱いので、春の大会が終わったら走り込ませます。そうすれば夏には140キロが出るでしょう」と力強いコメントが返ってきました。今後も成長を見守っていきたい、楽しみな未完の大器です。

群馬県大会準々決勝(4月30日高崎城南球場)
第1試合 東農大二○16-4●前橋(7回コールド)
第2試合 明和県央●1-4○前橋工

<写真>
上・腰の故障から状態が上向きな臼田竜介選手(東農大二高)
下・可動域の広い上半身が印象的な剣持英俊投手(前橋工高)

(編集部・菊地)

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