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« 『野球小僧 世界野球選手名鑑2006』本日発売! | メイン | 春のセンバツ大会明日2日目のみどころ »

2006-03-23

春のセンバツ大会現場レポート ~初日~

▼開会式の入場行進、一番の歓声は八重山商工
         
 ついに始まったセンバツ高校野球。今日の開会式では、北から南の順に出場校が行進しました。
 地元で第1試合に登場する神港学園、常連校でファンの多いPL学園のアナウンスに大きな拍手が送られていましたが、今日最大の歓声は最後に行進した最南端の代表校、八重山商工に。同校関係者は「昨日の練習でもあいつらぜーんぜん緊張しない。足もバラバラ。今日大丈夫かな」などと話していましたが、そんな心配なんのその。堂々とした行進ぶりを見せ、ネット裏通過時だけでなく、外野席でもその人気は絶大なものがありました。
 その八重山商工は明日登場。どんな試合を見せてくれるか楽しみです。
         
▼大会第1日目 第1試合 背番号「12」の完封劇。開幕戦は地元神港学園が制す!          

第1試合

1

2

3

4

5

6

7

8

9

神港学園

0

0

1

1

0

2

0

0

0

4

南陽工

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

 「秘密兵器!?」。林健太に関して、甲子園練習での自分のメモを見返してみるとこんなコメントが書いてありました。背番号12番の先発林は尻上がりに調子を上げ、真っすぐにカーブとフォークを織り交ぜる投球で開幕戦ではセンバツ10年ぶりとなる完封勝利を飾っています。林の投球もさることながら、今日は守備陣全体で作った完封試合といっても良いでしょう。記録上はエラーこそ1つありましたが、ぬかるんだグラウンドコンディションの中で堅実な内野守備が光っていました。
 そして、最大のハイライトとなるのが6回7回と2度牽制でピンチを切り抜けたシーン。特に7回は、捕手から投手への返球をカバーしに二遊間がかなり前に出て、その後すぐの二塁牽制でした。さっきまで目の前にいた遊撃手がいつの間にか自分の真後ろにいる。満塁だったこともあり、走者にとっては寝耳に水の牽制だったと思われます。
 また、神港学園が序盤に先制点を挙げたことが後々利いています。展望でも神港は序盤に点を取りたいと書きました。4回までのスコアを見ると神港4安打で南陽工0安打。この時点でしっかり2点取れていなければ、後半南陽工打線も盛り返しただけに、もっと僅差の勝負となっていたでしょう。
 神港学園の次戦への課題は4つほど失敗した犠打です。南陽工のエース仲野大樹のフィールディングも確かに良かったのですが、秋の大会1試合平均犠打出場校中トップで十八番としている作戦なだけに、その成功率が今後の成績を左右することになるでしょう。
         
▼第2試合 成田の2年生エース唐川侑己、2ケタ奪三振で順調に発進!   

第2試合

1

2

3

4

5

6

7

8

9

小松島

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

成田

0

0

0

0

0

2

0

1

×

3

 「大嶺もいい素材。でもおれは唐川が好きだなぁ」甲子園の常連さんと見られるおじさんの会話です。玄人好みの好投手唐川は初回から9回までほとんどムラのない投球を見せ、こちらも完封勝利を飾りました。普段は130キロ半ばの真っすぐもここぞというときには140キロを超えるなど、とても新2年生とは思えない小憎らしい投球術を披露し観客をうならせました。初回から4者連続三振を奪った後も、三振にこだわらずに打たせて取る投球を続けたことが好投の要因となりました。
 攻撃面でも13安打を放つなど、終始攻めの姿勢を崩さなかったことが得点に結びついています。やや得点効率が悪かったことは課題となりますが、取るべきときにはきっちり点を取っていたので、流れを相手に渡すことはほぼありませんでした。
 唯一流れが小松島に行きかけたのは最終回です。小松島は2本のヒットで1死一二塁のチャンスを得ました。しかし、ここで4番の主将福島はカウント2-3から低めのボール球を空振り三振、後続も倒れてゲームセットとなりました。この場面、もう人出塁して馬場上正浩に回したい所でした。腹痛のため開会式には出られなかった馬場上ですが、練習同様に今日は当たっていました。痛みをこらえて奮闘しましたが後一歩、勝利には届きませんでした。
         
▼第3試合 力を出し切れなかった両チーム。地力の差で智弁に軍配が上がる

第3試合

1

2

3

4

5

6

7

8

9

伊万里商

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

智弁和歌山

0

0

3

1

0

0

0

0

×

4


 伊万里商の先発は背番号3をつけた多久島達也でした。エースナンバーの山田亮ではなく、強打の智弁和歌山に思い切って軟投派をぶつけた秀坂監督。初出場で満足というのではなく、本気で勝ちを狙う采配だったと思います。
 その多久島は期待に応える投球を見せます。初回の一死満塁のピンチを凌ぐなど、115キロほどの真っすぐに変化球をうまく組み合わせていました。詰まった当たりのタイムリーなどで結果的に4点は失ったものの、監督のもくろみ通りに智弁打線を封じたといっていいでしょう。
 伊万里商の誤算は攻撃面。4回も先頭打者が出塁したにも関わらず、あと1本が出ませんでした。7回もスクイズがファールになるなど、1点が遠い試合でした。
智弁和歌山も打撃がややおとなしかったものの、先発の竹中が伊万里商打線を散発4安打に抑えて完封勝利。特にカウント取るカーブが冴えていました。
 両チームともに投手は良く打線がイマイチという似た展開。こうなると、やはり地力に勝る智弁に一日の長があります。実力が上の相手に勝つには、敵の長所を消した上で見方の短所をなくす。これが出来なければ勝てないと実感できる試合となりました。
        
▼1回戦全チームの守備力を見る企画。「シートノック選手権」勝手に開催!
       
 シートノックがフィギュアスケートのように技術、芸術点を評価される採点種目としてあったら面白そうだなと考えているのは自分だけでしょうか?
強いからシートノックがうまいのか?はたまたシートノックがうまいから強いのか!?
ここではそんな疑問を解消すべく、決してテレビでは放映されない甲子園出場校のシートノックにスポットライトを当て、そのデータを元に、強い学校のシートノックを探っていきます。

エントリーNO.1 南陽工
・ボール回し等の時間 約30秒
・内野ノック69球(エラー6球)
・外野ノック13球(エラー0球)
・フライ8球(エラー0球)
 守備率.933
     
エントリーNO.2 神港学園
・ボール回し等の時間 約80秒
・内野ノック54球(エラー0球)
・外野ノック16球(エラー0球)
・フライ13球(エラー0球、ノッカーのミス1球)
 守備率1.000
     
エントリーNO.3 成田
・ボール回し等の時間 約30秒
・内野ノック47球(エラー2球)
・外野ノック18球(エラー1球)
・フライ6球(エラー0球)
 守備率.958
       
エントリーNO.4 小松島
・ボール回し等の時間 約30秒
・内野ノック62球(エラー2球)
・外野ノック19球(エラー2球)
・フライ7球(エラー0球、ノッカーのミス1球)
 守備率.954
         
エントリーNO.5 智弁和歌山
・ボール回し等の時間 約20秒
・内野ノック72球(エラー3球)
・外野ノック20球(エラー0球)
・フライ10球(エラー1球)
 守備率.961
         
エントリーNO.6 伊万里商
・ボール回し等の時間 約60秒
・内野ノック35球(エラー3球)
・外野ノック12球(エラー1球、ノッカーのミス1球)
・フライ2球(エラー0球、ノッカーのミス1球)
 守備率.915
Koushien01        
*内野手の球数には、捕手前のゴロ、盗塁の送球練習も含みます。
*内野手エラーの基準はアウトが1つ取れるかどうか。ファンブル後すぐ送球できた場合などはエラーに含みません。
*外野手は送球の基準が曖昧になるため、捕球のみエラーの対象としています。

以上のような結果になりました。

 初の試みなので多少の誤差はご勘弁を。今後1回戦各校のデータを取り、比較していきたいと思います。
 ではまた明日!
         
(センバツ担当・金沢 慧)

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» 第25歩 試合前のシートノック トラックバック WBC制覇! 野球和尚JAPAN
今回は「高校野球」における「シートノック」について。 シートノックの形式は各校5分間、後攻の学校から行う。そこは昔から変わっていないようだ(甲子園では違うのかな?)。 そして重要なのはその“意味”。 ざっと挙げると、 ① 体をほぐす。 ② 緊張をほぐす。 ...... [続きを読む]

コメント

野球小僧編集部です。

書き込み頂きましてありがとうございます。
シートノック選手権を賞賛頂きまして、ありがとうございます。

今後も、できる限り続けていくつもりですので楽しみにしていてください。

こんにちは。
このブログの目の付け所がおもしろさに感心させられ、いつも楽しく読まさせていただいています。

「シートノック選手権」はとても面白いです。
やはり、試合前ノックはとても大事です!!!これを見たら大体のチームのレベルが把握できます

しかし、TV中継では試合前ノックの様子がほとんど放映されることがないので
個人的にいつも残念だと思っていました!!

甲子園に見に行けない私たちのために、是非是非続けてください!

仕事といっても、甲子園に缶詰めは体力的にも精神的にもきついと思いますが、
体調に気をつけて頑張ってください!!

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