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2008-05-16

17日から春季関東地区高等学校野球大会が開幕

 九州大会を皮切りに始まった春季高校野球地区大会。ゴールデンウィークに行われた四国を経て、いよいよ明日17日から21日にかけては山梨で関東大会が開催されます。

▼注目選手は誰だ?

Ohta関東を代表する大型内野手、大田泰示選手(東海大相模)。甲子園には出場したことがないが、注目選手としてマークしている高校野球好きも多い

 春の関東は茨城、千葉、栃木、群馬、東京、神奈川、埼玉、山梨の8都県から20校が参加。東京都大会の上位校も参加するのが秋とはまた異なる点です。センバツで上位に進出した聖望学園や千葉経大付も出場しますので、かなり見どころのある大会になりそうです。
 ただし、『野球小僧』的な観戦となると、地区大会の魅力はむしろセンバツに出場しなかったチームや選手が他県のチーム相手にどういうプレーをするかでしょう。

 東海大相模の大田泰示選手もそういった選手のひとり。188センチ87キロという恵まれた体格から独特の低く鋭い打球を放ち、守備や走塁でも常にガッツむき出しのプレースタイルが魅力ですが、まだ全国の舞台に立ったことがありません。
 サードのレギュラーとしてすでに活躍していた昨年夏の神奈川県大会は、好投手・菅野智之選手(東海大へ進学し、早くもリーグ戦で登板)をエースに擁し、準決勝でライバルの横浜に勝利していながら決勝で惜敗。新チームとなった昨年の秋季大会も県大会準々決勝で横浜に敗れ、センバツの夢は消え去りました。
 最後の夏に向け、現在は4番・ショートでチーム牽引している大田選手の状態をチェックするにはまたとないチャンス。県外での公式試合でどれだけの力を発揮できるか、要注目です。東海大相模が登場するのは、大会2日目となる18日の第2試合。小瀬スポーツ公園野球場にて、山梨学院大付と対戦します。
 また、この日は第1試合に聖望学園が登場、第3試合以後も帝京や東海大甲府といった有望選手ひしめくチームが続々出てきます。
 日曜日ということで球場にはかなりの数の高校野球ファンが観戦に来そうな予感がします。いい場所で観戦したい方は、いつもより少し早めに家を出た方がいいかもしれません。

         

■神奈川県高野連のサイト
http://www21.ocn.ne.jp/~khbf/index.html

         

▼その他の地区大会結果とスケジュール(開催初日順)

●九州地区大会(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄から18校)
 4月19~24日 長崎・長崎ビッグNスタジアムほか

Mishima九州大会を制した福岡工の右腕、三島一輝選手。肩の可動範囲が大変広いフォームから投げる快速球が印象的

 優勝:福岡工 準優勝:浦添商

●四国地区大会(香川、福島、愛媛、高知から8校)
 5月3~5日 香川・サーパススタジアムほか

 優勝:明徳義塾 準優勝:今治西 

●関東地区大会(栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨から20校)
 5月17~21日 山梨・小瀬スポーツ公園野球場ほか

●東海地区大会(静岡、岐阜、愛知、三重から8校)
 5月23~25日 静岡・草薙球場ほか

●近畿地区大会(滋賀、京都、奈良、大阪、和歌山、兵庫から8校)
 5月24、25、31日、6月1日 京都・西京極球場

●北海道大会(16校の予定)
 5月28日~6月3日(予定) 札幌市・円山球場ほか

●中国地区大会(岡山、鳥取、広島、島根、山口から8校)
 6月7~9日 山口・宇部市野球場

●北信越地区大会(新潟、長野、富山、石川、福井から12校)
 6月7~10日 石川・石川県立球場ほか

●東北地区大会(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島から18校)
 6月12~16日 山形・山形蔵王タカミヤホテルズスタジアムほか

       

■予定等の再確認は財団法人日本高等学校野球連盟の公式サイトへ
http://www.jhbf.or.jp/

            

(編集部・高校野球担当)

2008-05-15

『中学野球小僧』編集部の取材日誌(5月15日)

Teacher_tights01_2改装工事中の大工さん(70代男性)を床に転がし、「実験」を行うタイツ先生。お仕事中にスミマセン…

▼「その後」のタイツ先生は…?

 『中学野球小僧』でおなじみのタイツ先生こと吉澤雅之氏(自然身体構造研究所)。女性誌や地方ケーブルテレビへの出演を経て、ついに大人気番組『中井正広のブラックバラエティ』(日曜夜22時30分~/NTV系)への出演を果たしました!
(詳細はコチラ→http://kozo.boxerblog.com/kozo/cat2255038/index.html
 周りの反応は…?

「その時間にテレビを見ている方が、意外と少ないようで…」(助手の中井里江さん)

 ナイター中継後の枠ということで、野球を見終わって、テレビの前を離れてしまう人が多かったようです。タイツ先生、今後も出演予定があるとか。ナイター中継終了後も、油断しちゃいけません!

   

▼タイツ先生、絶好調です!

Teacher_tights02 ネクストバッターサークルでの過ごし方によって結果が変わる…!? 詳しくは『中学野球小僧』7月号で!

 周りの反応が薄くても、我らがタイツ先生は元気です!
 5月9日、『中学野球小僧』7月号取材のため、栃木県足利市を訪ねた取材班。「お待たせしました~!」と現れてタイツに着替えるやいなや、いつもの熱血モードに突入。
 当日は、スタジオ兼店舗が改装工事中ながら、お構いなし。しゃべる&動く→しゃべる&動く→しゃべる&動く…!!
 途中、工事に来ていた70代の大工さんをつかまえて「実験」を行うなど、体の構造を語り始めたら止まりません。初夏を思わせる暑さの午後、中学球児のために目いっぱいのパフォーマンスを見せてくれました。
 今号のテーマは「試合中にやって効果アリの動き」。試合シーズンを迎えているみなさん、絶対に見逃せませんよ。
 6月10日の発売を、お楽しみに!!

      

■中居正広のブラックバラエティ 公式サイト
 →http://www.ntv.co.jp/black/

       

(『中学野球小僧』取材班)

2008-05-14

【野球写真館】vol.216 もういくつ勝つと…

 07年5月2日のブログ記事(http://kozo.boxerblog.com/kozo/2007/05/vol189_4b7a.html)から突然復活した「野球写真館」。もとは『野球小僧』公式HPhttp://www.byakuya-shobo.co.jp/kozo/)でひっそり更新されていたコーナーです。

 編集部写真担当“撮っとこイノ太郎”が、『野球小僧』のドラフト候補選手名鑑やスカウティングレポート用に撮り歩いた写真を紹介します。

vol.216 もういくつ勝つと…Masa194wins   

 プロ25年目(!)のシーズンを迎えている、中日・山本昌投手。今季初登板は故障で途中降板(→登録抹消)しましたが、約1カ月後の再登録・即先発した広島戦で見事な快投を演じてくれました。これで通算194勝目です。

 そして、神宮に遠征してきたきょうもヤクルト相手に勝利をあげ、1つプラス。球団史上初という3,000投球回もクリアしたようですが・・・、勝手ながら「おめでとうございます」はもう少しガマンしようと思います。

2008年5月7日、ナゴヤドームにて撮影

※このコーナーは隔週で水曜日近辺に更新いたします。

過去、このブログに掲載された【野球写真館】は→こちら
(右側の「カテゴリー」にもリンクがあります)

vol.188以前は→こちらからご覧ください


Ino●撮っとこイノ太郎(イラスト/横山英史)
 1968(昭和43)年、神奈川県生まれ。山羊座のB型で、最近聞かなくなった動物占いではコアラ。『野球小僧』編集部最古参の編集部員にして写真担当。硬式歴は皆無だが、一応右投両打。10年近く前、いろんな出会いに恵まれて『野球小僧』と関わり、現在に至る。02年末に生まれた可愛くて可愛くてしかたがない長女に加え、2006年には待望の長男も誕生した。2児の父となり、公私混同にますます拍車がかかりそうな、39歳。

2008-05-13

下っ端編集部員・池田の「早く1軍になりたい!」 第54回

 どうも、下っ端編集部員の池田です。
 ゴールデンウイークが終わり、1週間が経ちました。
 皆さん、五月病になったりしていませんか?
 下っ端は、三度のメシより楽しみにしていたデート(?)が急に中止になっても、めげずに1人スタジアムに向かうなど、五月病どこ吹く風状態です。
 ちなみに下っ端、五月病になってしまった方のために、先日、フェルナンデス選手(楽天)に五月病に打ち勝つ方法を聞いてきました。
 そのアドバイスとは以下の通りです。参考にしてみてください。
フェルナンデス選手「五月病の解決法? それは常に自分にチャレンジし続けることさ。日本人は頑張り屋さんが多いと思うんだ。たまには、その頑張りを会社やチームのためじゃなくて、自分自身に向けてみてもいいかもね。会社や学校で与えられた仕事や役割に満足するってことはなかなかないと思う。でも、自分自身がちょっとでもよくなる方法を考えて、とにかくチャレンジしていけば、五月病も乗り越えられるはずさ。ボクならきっとそうするね」

Ryojiライターの瀬川ふみ子さんが「このオジサン(下っ端)が取材に来たの覚えてる?」と質問すると笑顔で「覚えてますよ~」と大塚投手。18歳から見れば、24歳はオジサンです…

■センバツ準優勝投手に直撃!!
 さて、今週の下っ端は6月10日発売の『中学野球小僧7月号』の取材で、センバツ準優勝の聖望学園・大塚椋司投手に話を聞いてきました。
 大塚投手は昨年の11月、12月に続き、3度目の取材になります。(2度目の取材の様子はこちら

 2度目の取材時に下っ端が当ブログで書いた「う~ん、なんか大舞台で結果を出しそうだなぁ」という大塚投手の印象は、結構当たってたんじゃないですかね?
 あれから5カ月、センバツ準優勝で一躍全国区に躍り出た大塚投手。
 取材前、「天狗になって、態度悪くなってたらどうしよう…」とドキドキしていましたが…、
 大塚投手、ビックリするくらい変わっていませんでした!
 相変わらずのおちゃめボーイっぷりで、中学時代を中心に自身の野球人生を語ってくれました。
 気になる中身は『中学野球小僧7月号』でご確認ください。
 1時間半にわたって繰り広げられた充実のロングインタビューの締めの質問(雑談?)は下っ端から。
 12月の取材で「ファンレターとかもらったことないっすね~」と悲しげな目をしてつぶやいた大塚投手に、「あれからファンレターきた?」と質問。
 センバツで爽やかスマイルを振りまいて準優勝ですからね。
 当然「ダンボールでどっさり!」という回答を期待していたのですが、返ってきた答えは「全然ないっす」。
 なんだか、大塚投手とはスゴく仲良くなれそうな気がします。

 そんな大塚投手は17日に開幕する関東大会に登場予定です。
 埼玉県大会では、エース温存という形で登板機会がほとんどなく、「投げたくてウズウズしていた」という大塚投手。
 関東大会では、たまっていた鬱憤を爆発させてもらいましょう。
 ドラフト候補としても大きな注目を集める大塚投手、これからも要注目です!

池田勇樹(いけだ・ゆうき)
▼1983年生まれ、東京都出身。編集部員。右投右打。180センチ90キロ。都立国分寺高から法政大を経て、2006年4月白夜書房にテスト入団。同7月『野球小僧』編集部配属。酒と読書と筋トレをこよなく愛す。取材で地方に行くたびにお土産を買うが、なかなか逢ってもらえないので渡せていないお土産が部屋にたまる一方。近いうちにお土産屋をオープンさせられそうな勢い。

※池田くんの記事に対するコメントを募集しています
ご意見、励まし、質問等々何でも構いません。ぜひ記事下のコメント欄にお書き込みください。本人が誠心誠意を持ってご返答致します。(誹謗、中傷、記事と関係ない広告等については、編集部の判断で承認を見送ることがありますのでご了承ください)。

2008-05-12

谷上史朗レポート ナニワのゴジラ奮闘記-第76回-

080512okada_top 2006年4月1日より始まったオリックス・バファローズ岡田貴弘選手レポート。本日で76回目を迎えております。

 大阪・履正社高校時代、その風貌やスケールの大きな打撃がヤンキース松井秀喜選手を彷彿とさせることから、「ナニワのゴジラ」という異名がついた岡田選手。
 2005年の高校生ドラフトで、オリックスに1巡目で指名されて入団。2年目の昨年は、シーズン前半こそ不調だったものの、北京で開かれたオリンピックプレ大会での活躍を契機に後半復調しました。
 そして、期待がかかった3年目。開幕は2軍スタートとなったものの、ウェスタンリーグでは出だしから好調。明らかに風の向きが変わり始めています。
 そんな「ナニワのゴジラ」が奮闘する姿を、高校生の頃から岡田選手を取材し続けてきたライター・谷上史朗氏の視線でレポートいたします。今回はどんな内容になっているでしょうか?

         

成長の跡

 「最近の岡田はどうですか?」と、尋ねてきたのは履正社高校の岡田監督。
 開催中の高校野球春季大阪大会でベスト4に勝ち上がった11日の試合直後に顔を合わせると、こう逆取材された。
 そこで岡田の近況について、簡単に書けば「悪くないし、確実に成長はしています。あとは試合でどう結果を出すか」と返しておいた。

 ひいき目かも、地味なものかもしれないが、「確実な成長」を感じたのは5月7日に京セラドームで行なわれた広島戦。この日はナイターで1軍のオリックス対ロッテ戦が行なわれるため、その前、朝の10時45分開始の親子ゲームだった。
 通常12時半からの試合開始なら10時過ぎからサーパスのバッティング練習が始まるが、この日はすべてが繰上げの短縮バージョン。8時半にグラウンドへ着くとすでにサーパスのバッティング中で、ちょうど岡田が打っていた。
 じっくりは見られなかったが、フリーバッティングでの感じは悪くはない。
 全体のバッティングが終わると、岡田にはベンチ前でケーブルテレビのインタビューが待っていた。

「さあ、今日は我らが期待のナニワのゴジラ、岡田選手に登場してもらいます!」

 ハイテンションな女性レポーターの前でやや押され気味の岡田。
 その様子を僕と一緒に見ていた1軍の佐藤広報は「いろいろイベントにも引っ張り出してトークも鍛えていかないとねえ」と笑っていた。そんな機会を増やすためにも1軍だ!
 インタビューが終わり、ベンチへ戻ってきたところで軽く声をかけた。
 「絶不調は脱した?」と聞くと、ニヤッとしたあと「まあ、そんな悪くはないんですけど」。「この間の関西メディカル戦のあとの特打ちは凄かったけどなあ」と続けると、「あの時は自分でもよかったです。でも、何が良かったんかは…」。
 このところ話を聞くと、だいたいこういう感じになるのだが、打ってみないとその日の状態がわからない。何がどうなるといいのか、何がどうなると悪いのか、がまだ掴めていないのだ。
 もちろん、自分でのその点は自覚していて「なかなかいい時が定着しないんですよね」。

         

080512score「4番岡田、5番清原」と並んだこの日のサーパスのオーダー

4番岡田、5番清原

 この日のサーパスのスタメンには3日に復帰した清原も登場した。
「4番岡田、5番清原」の並びには、やはり特別なものを感じたが、岡田にそのあたりの感想を求めると、しばらくあってこう返って来た。

「切れないですよね」

 瞬時に意味が理解できず、ちょっと考えた。そして、清原自身のことを指しているのかと思った。故障続きの中でも気持ちを切らさずにやっていると…。
 しかし、そうではなかった。真意は「イニングの最後とかで僕で攻撃が終われないってことです」。
 な~るほど。確かに、ここ数日はスタンドもマスコミも注目は清原一色。2死で岡田に打席が回ってこようものなら、それも最終回にでも回ってこようものなら、〈自分では終われない〉ということだったのだ。
 「それはいろいろ気を遣います」と言った言葉に、岡田らしいなあ、と思いながら、それもひとつの経験。プレッシャーや刺激がある中でプレーできることは、恵まれているのだ。
 最後に「今日はコリンズも来るんやんな?」と聞くと「だと思います」。「一発いきたいな」の誘いに「はい」と表情を引き締めベンチ裏へ消えていった。

        

四球の急増

 さて、そんな中で試合は始まった。
 広島先発は今井啓介。結果を先に言うとこの日の岡田は2打数1安打、1四球。
 まず第1打席は2死二塁で回ってきたが、フォアボールで歩いた。
 次がまだ万全の状態には程遠い清原ということもあったのか、勝負にはきていたが結果はストレートのフォアボール。2席目は2死一、三塁のチャンスにセカンドゴロ。初球、真ん中近辺の真っすぐに見えた球でタイミングも合っていた。が、ちょっと力が入ったのか。もったいない当たりだった。
 3打席目は再びフォアボール。広島先発の今井啓介は明らかに岡田には投げにくそうだった。今井は岡田と同じ高卒3年目。やはり同期の中で「岡田貴弘」の名は特別な響きがあるのだろうと思う一方、この2つで今季14個目となったフォアボールの数に岡田の成長を感じた。

080512okada_batting_2岡田の成長の跡は、四球の数にも見られる。昨年までのもろさが減り、相手に与えるプレッシャーも増した

 1年目は82試合、319打席で17個(18.76打席で1個)、2年目は68試合、256打席で14個(18.28打席で1個)。それが今シーズンはこの試合が終わった時点で25試合、103打席で14個。7.36打席に1個の割合で選んでいることになる。
 この“急増”の裏には、まずバッティング技術の向上があるはずだ。追い込まれたあとのストライクからボールになる変化球を見極められるようになり、簡単にバットも空を切らなくなった。打席の中でもこれまでより余裕が生まれ、ボールもよく見えるようになっているはずだ(加えてレーシック手術の効果も!?)。
 そうなると、この日のように相手投手も〈簡単にストライクを取りにいくと持っていかれるんじゃないか〉と、感じるのだろう。その思いがピッチングを慎重にさせボール球を多くさせる。この日の2四球にそんな成長を感じながら見た。

   

清原の持つ勝負強さ

 ここで5番清原の話題にも少し触れておく。
 岡田の2つ目の四球でチャンスを広げた5回2死満塁の場面で、見事、右中間へ走者一掃のタイムリーツーベース。1000人弱のスタンドの期待に応えるバッティングで、清原はその日の主役になった。
 この試合の打撃成績は、3打数1安打で前の2打席は連続三振。その中では今井の130キロ台後半のストレートにバットが合わず、真っすぐは4球すべて空振りだった。

080512kiyoharaこれまでにも多くの修羅場で勝負強さを示してきた清原和博。故障からの復帰を目指す姿を間近で見て、岡田はどう感じたか?

 本人が「まだまだリハビリの一環。(1軍)どうこういうレベルじゃない」と言っている通り、ようやく7、8分の力で振れるところまで来たというのが現状だ。
 試合前のフリーバッティングも目慣らし程度で、打席に立ってもフルスイングはせず、ほとんどが当てるだけ。まだまだ時間はかかりそうだ。
 しかし、そんな中での第3打席。
 この試合5回目となる空振りのあと、1-1からの外寄りの真っすぐに初めてバットが当たった。すると打球はセカンドの頭もフラッと超えて右中間をゴロで転々…。3人のランナーを全てホームに迎え入れた。決して痛烈な当たりではなかったが、こういうチャンスで結果を出すのが清原。この勝負強さは岡田も継いでいってほしい。

       

甘い球をひと振りで捉えよ!

 話を戻して岡田の第4打席。ここでは左腕・広池からセンター前にヒットを放った。
 この1本にも、先の四球の話にもつながる成長を感じた。
 打ったのは2-2からの真ん中低めのスライダーか、少し抜いたボール。サウスポーのそんな決め球に、去年までの岡田なら態勢を崩して空振り三振となってもおかしくなかった。それが体を何とか残して最後は右手で拾ってセンター前へ落とす。こういうバッティングをされると、相手投手には「手強いな」という印象が残るだろうし、サーパスベンチの信頼感は徐々に増していくはずだ。
 豪快な一発は見られなかったが、2つのフォアボールに渋い1本のヒットは、僕の気分を明るくしてくれるものだった。
 確実に成長中。一塁側の記者席から試合を見ていたコリンズの目にもきっとそう映ったことだろう(?)。
 これからは、いかにミスショットをなくすことができるか。相手が警戒してくるということは、当然、甘いボールがくる確率は減るということ。1打席の中で1球あるかないかの好球をいかに捉えるか。この日も、第2打席にセカンドゴロに倒れた真っすぐや、第4打席にもファウルにした甘いスライダーがあった。これらを捉える確率が上がれば、1軍もグッと近づいてくるはずだ。

 岡田ファンのみなさん、爆発の日までもう少し、お待ち下さい!

080512okada_kiyohara左に清原、右に岡田。この姿をぜひ、オリックスのユニホーム姿で今年中に見てみたい

        

★更新前日の11日、ヤフードームで行なわれたソフトバンク戦は3打数ノーヒットで3三振。最後は代打を送られていたが、ソフトバンクの投手リレーを見ると新垣→森福→ニコースキー→高橋秀。1軍さながらの顔ぶれで、まして新垣のスライダー、フォークは、初対決の岡田にとっては「とんでもないボール」に見えたはず。〈いいものを見た〉と思って、次に生かしてほしい。

        

■2008年ファーム成績(5月11日現在)
26試合 90打数24安打 2本塁打 12打点 15四死球 21三振 打率.267(打撃成績18位)

           

(取材・本文/谷上史朗)

このシリーズは毎月1日、11日、21日頃に更新しています。次回更新は5月21日の予定です。

2008-05-09

『高校野球小僧』が6月20日に発売決定!

▼今年の夏ももちろん出ます!

 昨年の夏に初めて登場、大好評により1月にも発刊された『高校野球小僧』がこの夏も登場致します。
 第3弾となる『高校野球小僧』。もちろん、ターゲットは「夏」です。
 特に今度の夏の選手権は、第90回目ということで記念大会として例年より多い55地区に分かれて予選が行われます。
 『高校野球小僧』では、当然のごとくこの55地区をカバーしたコンテンツを用意致します。

 また、その他にも好評だった甲子園、あるいは地方大会での「伝説の名勝負」についても、現在取材進行中。独自視点による徹底分析で、ひと味もふた味も違う“試合のアヤ”を誌面上で再現します。
 発売までまた1カ月以上ありますが、また機会がありましたら当ブログで進行の状況を紹介しますので、『高校野球小僧』ファンの方は首を長~くしてお待ち下さい。

▼ちなみに、6月号は明日発売です

 7日のブログでも紹介しましたので、ちょっとしつこいかも知れませんが、いよいよ明日、『野球小僧』6月号が発売になります。
 内容については、7日の記事(http://kozo.boxerblog.com/kozo/2008/05/10-a2c4.html)を再度確認頂くとして、明日はぜひ本屋さんに足を運んで1度手にとってご覧下さい。きっと買わずにはいられなくなるはずです! ご期待ください。

         

(編集部・『高校野球小僧』取材班)

2008-05-08

『中学野球小僧』編集部の取材日誌(5月8日)

080508yoshimura01_2横浜の若きスラッガー・吉村裕基選手。足を高く上げるフォームは「昔から変わりません」とのこと

▼晴天の横浜スタジアムにて…

 現在、取材ラッシュを迎えている『中学野球小僧』。ゴールデンウイーク最終日の5月6日、ライターの長谷川晶一さんと共に、晴天の横浜スタジアムを訪れました。
 お目当ては、若きスラッガー・吉村裕基選手
 プロ選手のインタビューは通常、試合のない日、または試合前に行われるものですが、指定されたのは東京ヤクルトとの試合後…。ちょっと不安になりながら、入場券を買う長蛇の列に並びました。

 ちょっと奮発して買った内野指定S席は、グラウンドがとても近く見えます。ハラハラドキドキの気分はちょっと脇に置いて、気持ちのいい天気の下、野球観戦を楽しんでしまいました。
 試合は、横浜・ウッド投手、ヤクルト・リオス投手の外国人ピッチャー対決。横浜が2対1で勝利を収めました。6番、ライトでフル出場した吉村選手は、2打数1安打2四球(出塁3)。この結果なら、順調にインタビューできそうです!

 ちなみに、横浜の抑えとしてセーブを挙げた寺原隼人投手は、宮崎・宮崎市立赤江東中学校3年生のとき、全国中学校軟式野球大会(全中)に出場しています。そんな「中学野球プチ情報」を思い出しつつ、いざ、指定された取材スペースへ!

       

▼絶滅危惧種「右の和製大砲」は好青年!

080508yoshimura02「中学時代から変わらない」というバッティングの基本を説明中。太い腕に、思わず目が釘付け!

 試合後、ヒーローインタビューやファンとの交流イベントなどを終えて、駆けつけてくれた吉村選手。第一声が「お待たせして、申し訳ありません」…スバラシイ好青年です!
 大成するのに時間がかかるといわれる高校卒スラッガー、しかも「絶滅危惧種」とまでいわれる右の和製大砲として今季で6年目。バッティングの基本は「中学時代に教わったことから、ほとんど変えていません」とキッパリ。野球本を読みまくり、プロ野球選手のモノマネをしていたという少年時代の話、東福岡高校を進学先として選んだ理由、ファームで過ごしていた日々など、取材陣がビックリするほどしっかりした考え方を披露してくれました。

「球場に来た子どもたちに、『ヨシムラみたいな選手になりたい!』と思ってもらうのが一番うれしいです」

 試合中とは打って変わり、穏和な表情で話してくれた吉村選手。中学球児のみなさん、スタンドに足を運んで大声援を送りましょう!

 『中学野球小僧』7月号では、吉村選手のほかにも、目が離せない選手に直撃しています。6月10日の発売日を、どうぞお楽しみに!

(『中学野球小僧』取材班)

2008-05-07

『野球小僧』6月号がいよいよ5月10日に発売

▼GW明けの憂鬱はこれで解消! 6月号がついに発売

 みなさんGWはいかがお過ごしでしたでしょうか? 野球沢山観戦しましたか? 

 さて、いよいよ『野球小僧』6月号5月10日に発売となります(『野球小僧』のホームページ(http://www.byakuya-shobo.co.jp/kozo/)の更新が遅れていてご迷惑をおかけしております。4月号の目次と併せて近日中に掲載いたします)。

 今回の秀逸はなんといっても表紙です。
 モデルは今季中日移籍後も大活躍の和田一浩選手。通称「ベンちゃん」の名で親しまれています。人形の制作にあたった佐野文二郎氏も、大変個性的なキャラクターということで、いつも以上にノリノリで作り上げて頂きました。

 もちろん、中身もの方もドラフトを中心に充実至極!
 『野球小僧』ならではの情報量を誇る「ドラフトスカウティングレポート」は言うに及ばず。プロ野球は上四半期スペシャルとして、「新天地で活躍する選手インタビュー&裏方さんミニ特集」と銘打ち、表紙モデルの和田選手や、和田選手のFA人的補償選手として入れ替わりに西武へ移籍した岡本真也投手のインタビューほか、今回はプロ野球に縁の下の力持ちとして関わってきた裏方にスポットを当てた特集を用意しました。

 詳細な目次については以下に示すとおりです。
 発売は3日後。ぜひ、本屋さんへ直行して下さい。

※『野球小僧』は全国有名書店で取り扱っています。もしない場合は、書店で注文するか、白夜書房のHP(http://www.byakuya-shobo.co.jp/)で購入できます

        

野球小僧6月号(表紙は中日ドラゴンズ・和田一浩選手)

     

ドラフトスカウティングレポート2008“春夏号”

0806wada巻頭カラー
★大学生を基軸に高校生から往年の名選手までが連なる!
野球小僧式 成長Vライン ~ドラフト候補がたどるべき道筋を独断指南~

     

安倍昌彦の「流しのブルペンキャッチャーの旅」 大学屈指の好投手をトリプルキャッチ!
 巽真悟&滝谷陣(近畿大学)/西村憲(九州産業大学)

流しのブルペンキャッチャー安倍昌彦が春の「スカ旅」をレポート
激痛! スカウティング旅情
「野球的ディスカバー・ジャパン」~“西短”の1番と4番を直撃!

戦国東都の最強打者・岩本貴裕(亜細亜大学)
左中間に向かって打て! ◎苦悩と笑顔の2008年始動
山田沙希子

▼3季連続リーグ2位から抜け出せるか!
明治大学正捕手を巡る熾烈な争い ~ストップ・ザ・早稲田のキーマン/中野大地&田島一憲
久保弘毅

【2011年ドラフトを先取り】
大学1年生デビュー速報! ~気になる1年生情報をいち早くご紹介

◆センバツに出場したプロ注目18選手を寸評付きで紹介!
プロスカウトが見た春のセンバツ
中田宗男スカウト部長(中日)・大渕隆シニアディレクター(日本ハム)

《センバツで光った逸材・11選手を徹底解剖》
タイツ先生モノマネ連続写真解説
東浜巨(沖縄尚学)/大塚椋司(聖望学園)/齋藤圭祐(千葉経大付)ほか

★第80回全国選抜高校野球大会の流行を追う
進化する高校野球 ――ツーシーム時代到来 ~千葉経大付のピッチング指導法~

炎のストップウオッチャー第29回
タイツ先生直伝! 投球動作徹底測定
 ~測るとわかる好投手の条件~
キビタ キビオ

「読者スカウト」が贈る地域限定情報
局地的スカウティングレポート 第3回《静岡・高校野球編》

【3年後のドラフト戦線を沸かせる】
中学硬式スーパー球児先取りレポート シニア、ボーイズ、ヤングの全国大会で見つけた好選手

★12球団の現有戦力から補強ポイントとオススメ選手をピックアップ
野球小僧スカウト会議 ~4月終了時点での各チームの弱点とドラフト戦略をチェック

高卒ルーキーで開幕1軍を果たした豊島明好(日本ハム)
高校生ドラフト6巡目からの逆襲 ~テスト入団から開幕1軍への道のり~
大利実

          

◎プロ野球・上四半期スペシャル
 新天地で活躍する選手インタビュー&裏方さんミニ特集

▼北京五輪に挑む星野ジャパンへ緊急提言
“外国人キラー”を起用すべし! ~対外国人選手の成績から見えた、金メダルへの切り札は誰だ!?

球界きっての強打者のオールバッティングインタビュー
和田一浩(中日)の打撃術 ~「詰まる」と「呼び込む」の境目を探し求める日々
服部健太郎

アマチュア時代から移籍ごとにレベルアップ
岡本真也(西武)のポジティブ思考 ~ニッカボッカーからスタートした不屈の投手の思考回路
本木昭宏

伝説のプロ野球選手に会いに行く水谷宏(元近鉄バファローズ)
[還暦の打撃投手]は28年間マウンド上で楽しんでいた
 ~僕を目標に頑張ってるコがいる、いうのはうれしいね
高橋安幸

「鉄人ブルペンキャッチャー」×「流しのブルペンキャッチャー」
ブルペンキャッチャーかく語りき ~100万球受けた男が語るブルペンキャッチャーの神髄

読者もご存知の野球アナリストがプロ野球の現場に!
準備野球を支えるスコアラーの世界 「選手に対してわかりやすく、実戦的なデータを出していくのが自分の仕事です」

《野球小僧ノンフィクション》
★千葉ロッテマリーンズの「球界に新風を!」
Everyone is making an effort together to make a dream come true.
(ひとつの夢に向かって、みんなが一緒に走っている)
「26番目の戦士」とともに… ――マリーンズ流フィールド・オブ・ドリームス
岡邦行

       

<毎年恒例の色紙ページ>
2008年シーズン《保存版》プロ野球 完全球種リスト&得意・苦手ゾーン
 ~総勢425名!!  門外不出の極秘データを大公開!

新戦力徹底解剖 売り出し中の5選手の特徴を最新データで分析

           

ワールド・ベースボール・レポート ~波乱の幕開け! 2008年韓国プロ野球

▼2016年の五輪野球復帰祈念・集中連載①
魅惑の海外リーグ 前田勝宏(長崎セインツ)が語る《台湾・イタリア・中国編》

★4年目を迎える恒例の人気企画
12球団ファンクラブ全部に入会してみた! ~2008年ファンクラブ・オブ・ザ・イヤー発表
長谷川晶一

[野球小僧のための野球考古学⑧]
早慶戦――105年の歴史と名勝負<前篇> ~「リンゴ事件」から伝説の「早慶6連戦」まで~
田沼雄一

草野球小僧! ~レベルを意識した実践的ノウハウ~
最終回・<本塁>道具&楽しみ方あれこれ
石黒謙吾

読者専用席も大盛況!                                   

Podcast版 野球小僧

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